鈴木敏夫のジブリ汗まみれを文字起こしするブログ

ポッドキャスト版「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」の文字起こしをやっています。https://twitter.com/hatake4633

鈴木さんが語る「素顔の手塚治虫」

2015年4月5日配信の「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol362.mp3

 

ーナレーションー

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。2015年はまんがの神様といわれている手塚治虫さんが亡くなって26年を迎えます。今年も全国で手塚さんの原作「ドン・ドラキュラ」「アドルフに告ぐ」「ブッダ」などが舞台化され、オーストラリアでは「鉄腕アトム」の実写化が進められていたり、手塚アニメがテレビで再放送されたり、関連書籍も発売されています。いまだに全世界で愛されている手塚作品。

今週は、その手塚さんと交流のあった鈴木さんが語る『素顔の手塚治虫』をお送りします。

 

 

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昭和の銀幕スター「菅原文太」さん特集

2015年2月25日に配信された「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol357.mp3

 

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鈴木菅原文太さんは単なるファンで、ジブリとの関係でいうと、『千と千尋の神隠し』ですよね。

 

文春:釜爺ですよね。

 

鈴木:あの釜爺を誰にやってもらうかっていうのは、宮崎駿がすごく拘ったんですよ。簡単に名前を出さなくて、どうしようかなーと思っていたときに、僕の中でふと浮かんで。

 

文春:鈴木さんのご提案だったんですね。

 

鈴木:そうなんですよ。何でかと言ったら、一つは「それは愛だ」っていうセリフがあるんです。宮崎駿の要望は、それを言って真実味があるいないの?っていう。

 

それで色々考えた結果、文太さんが頭に浮かんだんです。それがスタートなんですよね。実際来てやっていただいたら、一発でしたよね。宮さんがすごい気に入っちゃって。

 

僕文太さんって、脇役の頃からずっと見てきてまして(笑)脇役の頃から目立ってたんですよね。で、悪役をよくやってたんで。若山富三郎の敵役とかね(笑)そうなると何か気になっていて、何となく調べたりして。すると、文太さんって元々新東宝

 

文春:そうですね。

 

鈴木:早稲田を出て新東宝でしょ?

 

文春:モデルを挟んで、新東宝に入られてるんですよね。

 

鈴木石原裕次郎が出てきた頃だから、新東宝として吉田輝雄っていう人と寺島達夫の三人を売り出そうとして、東京タワートリオっていう(笑)

 

文春:へー。

 

鈴木:足が長いから(笑)それでその三人を売り出そうっていうので色々やったんだけど、会社そのものが上手くいかないっていうことがおって。のちに松竹の映画だったと思うんですけど、「見上げてごらん夜の星を」っていうのがあって、この映画の中で文太さん、先生役をやってるんです。それがなんとなく僕は好きで。

 

文春:へえ、そうなんですか。

 

ーナレーションー

 

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

今週は、去年の末に高倉健さんを追うように亡くなられた、昭和の銀幕スター菅原文太さんを特集します。

 

今回は、週刊文春の1月1日、8日新年特大号で鈴木さんが語る「菅原文太 絶対観るべき映画・ドラマ21本」のジブリ汗まみれ版です。

 

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日本大学芸術学部での鈴木さんの講演会の模様です。 司会:古賀太さん

2015年2月24日配信の「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol356.mp3

 

ーナレーションー

 

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

今週は去年、日本大学芸術学部で行われた鈴木さんの講演会の模様をお送りします。この講演は、博報堂の藤巻さんのご息女が、この大学に在学中ということで実現しました。

 

司会進行は、日本大学芸術学部映画学科の古賀太教授です。

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ウェアラブル携帯からインプラント携帯へ、携帯事情の最前線!(後編)

2015年2月23日配信の「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol355.mp3

 

ーナレーションー

 

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

先週、東京で第一回ウェアラブルEXPO「装着型デバイス技術展」が開催され、世界中からウェアラブル技術関係者が集まりました。

 

ウェアラブル市場は、2018年に現在の6.5倍にあたる1兆2000億円市場に急拡大すると予想され、期待されています。

 

ジブリ汗まみれでは、去年の9月7日にウェアラブル携帯からインプラント携帯へ。携帯事情の最前線!と題し、さらに先を見越した近未来の社会について取り上げましたが、今週はその時に時間の関係で放送できなかった後編をお送りします。

 

講師に、携帯事情に詳しい堅田先生を迎えて、日本テレビの依田謙一さんと鈴木さんの三人でお送りします。

 

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ウェアラブル携帯からインプラント携帯へ、携帯事情の最前線!(前編)

2014年9月22日配信の「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol336.mp3

 

鈴木:今日はね、ウェアラブルについて。依田っちウェアラブルって知ってるの?

 

依田:何か最近よく聞きますよね。グーグルグラスとかああいう類のものも、そういうものになるんですか?

 

堅田:そうですね。

 

鈴木:グラス以外にも?

 

堅田:はい。

 

依田:例えば、今出てるもので代表的なものって、どういうものなんですか?

 

堅田:腕まわりが結構きてますけど。

 

鈴木:腕なんだ?

 

堅田:腕ですね。時計とか。去年結構ヒットしたって言われてるのが、ナイキが出したフューエルバンドっていうのがあって。活動量っていうやつを測るんですよ。どれぐらい動いているか。カロリーも測れるんですけど、カロリーだとあまり面白くないから、ナイキがそれを面白くして、フューエルっていう独自の単位を作って。一日2000フューエルいったらすごいよ、みたいにゲーム化したんですよね。基本的には活動量ですけど。

 

鈴木:万歩計じゃないの?(笑)

 

堅田:一言でいうと万歩計です。

 

鈴木:一言でいうと万歩計だよね?

 

堅田:足だけじゃなくて手の動きでも数えられるんで。

 

鈴木:腰に巻いてたやつを腕に巻いただけでしょ?

 

堅田:そうです。

 

鈴木:大したもんじゃないね。

 

堅田:ナイキなんでそれなりにカッコいいんですよね。

 

鈴木:ああ、なるほど。

 

堅田:それが結構流行って。ナイキさんのすごいところなんですけど、スポーツ選手に付けさせたんです。テニスのトッププレイヤーとか。そういう人たちに付けさせたら、カッコいいよ!っていうので空前の大ヒットしたんですよ。

 

鈴木:それは去年?

 

堅田:去年ですね。で、これでイケそうだっていうことで健康系のフィットフィットっていうカロリーとか測ったりするやつ。あとはジョウボーンっていう元々はスピーカーのメーカーだったんですけど、そこがノウハウを持っていて、同じく手に巻いて活動量を測ってみたいな。それをログとして残すんですよ。今日は活動した、今日はイマイチだった、みたいに。過去こういう運動してきたなーっていうのを残すっていう活動量計測がすごい一時期流行ってました。

 

ーナレーションー

 

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

今週は「ウェアラブル携帯から、インプラント携帯へ、携帯事情の最前線!」と題し、講師に携帯事情に詳しい堅田先生を迎えてお送りします。

 

聞き手は、日本テレビの依田謙一さんと鈴木さんです。

 

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『思い出のマーニー×種田陽平展』との連動キャンペーン『au loves ジブリ』のトークセッションの模様です。 出演:高橋誠さん

2014年8月2日配信の「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol330.mp3

 

ーナレーションー

 

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

今週は、本日27日から江戸東京博物館で開催されている『思い出のマーニー×種田陽平展』との連動キャンペーン『au loves ジブリ』についてのトークセッションの模様をお送りします。

 

出演は、KDDI株式会社代表取締役執行役員専務・高橋誠さんと、スタジオジブリ代表取締役プロデューサーの鈴木さんです。  

 

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"第一線で活躍する人から学ぶ講座"の模様の回 司会:石川牧子さん

2014年8月2日配信のポ「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol328.mp3

 

アキモト:アキモトです。いつもラジオを聴いてます。

 

鈴木:ありがとうございます!君の声を使いましょう!

 

アキモト:あ、ありがとうございます!

 

何とかなる、ということを言われてるじゃないですか。こういう人間は成功するとか、格言みたいな決まりがないからそう言われてるんですか?

 

鈴木:僕あんまり成功とか失敗って考えたことないんですよね。挫折は?とか。これも僕わかんないんですよ。いくら考えたってわかんないもん。

 

人の生き方って2つしかなくて、目標をもってそれに到達すべく努力する、っていう生き方は目標があるわけじゃない?その目標に到達できたら成功とかそういうことになるんだろうけど、もう1つの生き方っていうのは、目の前のことを一生懸命やってたら、自分でも思わなかった未来が広がったっていうそういう生き方もあると思うんですよ。

 

そうすると、前者なのか後者なのか。僕なんかはたぶん後者に属するんですよ。映画作りたかったのかって言われると、自分でも悩んだり。プロデューサーになりたかったんですか?って言われたら、何かやってるうちに知らない間にそうなっちゃったなあとかね、成り行きの人生なんですよ、僕。

 

そういうことでいうと、いつもその瞬間、自分が充実してればいい、みたいな考え方はあって。それを一生懸命やったけれど、結果はどっちかというと、そういうこともあるんだなぁで過ごしてきたんだよね。

 

だから、あんまり成功だとか失敗だとかあんまり考えないっていうのか、自分が判断すればいい。ということじゃないかな、って僕はしてるんですよ。 

 

アキモト:わかりました。ありがとうございます。

 

 

ーナレーションー 

 

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

今週は、日テレ学院で行われた"第一線で活躍する人から学ぶ講座"の模様をお送りします。

 

講師に招かれたのは、スタジオジブリ代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫。司会進行は日テレ学院石川牧子学院長です。

 

まずは、こんなお話から。

 

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