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はたけ の日記

ゆっくり生きよう。

ひとが映画を観る理由。

今日、まだ公開していた「君の名は」を観てきて、なぜ、人はわざわざ映画館にいき、映画を観るのか、改めてわかった気がする。

 

あまり断定した言い方は好きではないけれど、ここではあえてその言い方をしようと思う。

 

それは「ここではないどこか」へ行くためだ。

 

現実というのは、辛いことばかり。

その現実世界ばかりにいては、いつか心が枯渇してやっていけなくなる。

 

その心の行き場を、昔の人は家族の中にもっていた。

夫に対するやりきれない思いは、自分の親や相手方の親などに思いの丈を話すことで解消していた。

 

また、落語の人物に自分を投影させたり、年中行事をこなすことで、また明日から頑張ろう、と思っていたのかもしれない。

 

現代にも、無数の現実を忘れるものがある。

ゲームやテレビやインターネット、もしくは漫画。

テレビやユーチューブで面白い動画をみて笑うことで、ストレスを解消することができる。スマホのゲームを何も考えずにやることで、苦しいことを少しの間忘れることが出来る。

 

かたちは違うけれど、昔の人も今の人も、現実から逃れてここではないどこかへ行こうとすることは変わらない。

 

日本の平安時代、人々が信仰していた仏教は現世御利益だった。

しかし、鎌倉時代になってその現世御利益が消える。

その代わりにでてきたのが、あの世に行って幸せになるという思想で、そこで起きたのが一向一揆。現世に絶望した人々が出した答えが、それだったのだろうと思う。

 

「人類が最後に罹る病気は、希望という病気である」

 

現代人は、何に希望を見出すのだろうか。

 

ちなみに、最後の一向一揆のくだりの元ネタはこれです。

 

www.tfm.co.jp