はたけ のブログ

ラジオの文字起こしをしてます。現在は「高城未来ラジオ」と「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」をやっています。文字起こし専門のブログにしました。

高城未来ラジオ第二回・築地移転の真実ー原田勝さん(大力商店)後編

高城未来ラジオの第一回・後編です。

 

どれだけ続けるかはわかりませんが、

できるだけやってみようと思います。

 

実際の声で聴くのであれば、こちらをお聴きください。

第2回 築地移転の真実-原田勝さん(大力商店)後編 - 高城未来ラジオ

 

それでは本編です。

―高城のナレーション―

 

今回は世界最大の魚市場、築地移転問題の後半です。

 

ゲストは前回に引き続き、築地仲卸老舗中の老舗・大力商店五代目社長原田勝さんにお話しを伺いました。

 

一体、日々築地で働く人々は、豊洲をどのように思っているのでしょうか?

 

高城豊洲をどうにかする案があれば、築地にいられるかもしれないですね?

原田:そうですね。はい。

高城:ということは、豊洲はどうしたらいいんでしょう?

原田豊洲はですから、倉庫とかで使ってもらうのが、、声をあげてる会社が、、

高城:アマゾンとかですね?

原田:企業があると聞いてるので、

高城:本当かどうかわかりませんけど、確かにあそこでいい倉庫ができれば、都内のほとんどのところにアマゾンプライムで送れますから、確かにいいかもしれないですね。

原田:はい。

高城:他には?カジノはどうですか?

原田:カジノねえ。

高城豊洲にカジノ(笑)

原田:楽しいでしょうね(笑)

高城:(笑)楽しいでしょうね(笑)じゃあカジノもいいですよね?

原田:いいですね。

高城:だってあそこにね、新しい手を挙げる人たちが、今までかかった以上のお金、結局築地を売ったお金で、あそこにお金払うって話になっているので、このまま築地にいて、それであそこに新しい買い手ができれば、問題は大きく解決すると思うんですね。

原田:そうですね。

高城:むしろカジノなんか高く買ってくれるかもしれないわけですよね?そうしたら、都民としてはいいじゃないですか。

原田:そうですね。

高城:そしたら、新しい代案ができれば皆ハッピーですよね?

原田:考えていただきたいですね。

高城:そうですよね?ハッピーじゃないのはきっと都庁で働いている何人かだけですよね?

原田:そうですね。

高城:彼らのきっと天下り先がなくなるかどうかで、天下りがカジノだったらいいじゃないですか?これもし豊洲に市場が引っ越したら、ご自宅も引越しするおつもりですか?

原田:えーそれは最初はどうしようか悩んだんですけど、築地から最初通ってみようと思いました。で、ダメならば引越しするのかな?と。

高城:これ、ダメってどういう理由ですか?

原田:結局、わたしの動いている時間が、築地の市場の中でも特筆して早いんですよ。

高城:ちなみに、何時から何時なんでしょう?

原田:僕は起きるのが10時なんです。夜の。

高城:夜の10時?ちなみにおやすみになるのは何時ですか?

原田:夕方の5時です。

高城:なぜこれ早くご出社なさるんですか?

原田:昔はですね、全部がセリにかかってたんです。魚。で、昔ランチっていうのは、なかなか店やらなかったですよね。今高級店でも、お昼のランチやってますよね?そういう需要があって、あと海外出しが多くなってますから、海外出しって一番早いのが6時ぐらいにトラックに載せないといけないんですよ。

高城:朝の6時に?

原田:はい。じゃないと間に合わないんですね。飛行機の一番最初の便に。そのためにどんどん全ての動きが早くなってきてるんです。

高城:なるほど。ここほんとに数年で状況が大きく変わったってことですね?

原田:そうですね。変わりました。

高城豊洲も含めてあらゆるものが。

原田:はい。

高城:これ、未来はどうなるんでしょう。海外の輸出って言うのはもっと増えくもんなんですか?

原田:増えてくと思います。

高城:どれぐらい増えると?

原田:交通手段がよくなればなるほど、需要がどんどん多くなるんですよ。なんでかっていうと、飛行機の便もそうですし、いま私の会社でいうと、香港に出してるのが一番多いんですけど、香港だと朝6時のトラックに載せると、その日の夜には香港でお店に出せるんですよ。

高城:はい。

原田:朝の築地のものが、もう夜の香港で、、

高城:銀座と一緒ですよね?

原田:一緒ですね。そういう状況なんですね。これがもっと交通手段が良くなって、他の国にもっていうことになれば、もっと需要が多くなってくると思います。

高城:旨い魚を見分けるコツってなんですか?

原田:自分が食べたい!っていう魚をみつけることです。

高城:それ見ただけでわかるもんなんですか?

原田:旨そうだなっていうのは、あからさまにわかりますよ。並んでると。

高城:僕もね、たまに外国人の友達が来て行ってもね、わからないですよ。

原田:それはそれだけ数をみてるってことですよね。やっぱり(笑)

高城:いっぱい見てればわかりますかね(笑)たとえば寿司屋さんにお客として行きますよね?そしてら見たらわかるんですか?これ美味しいかどうか。ショーケースの中に並んでますよね?

原田:一応頼んでみます。

高城:当たります?

原田:大体いまこれだったら外さないなってものを、、

高城:時期で?

原田:そうです。大体自分のお客さんのところにしか行かないので、どうせお金おとすならお客さんのところに、、

高城:そりゃあそうですよね。

原田:はい。

高城:良い寿司屋ってあると思うんですよ。当然仕入れも大切だと思うんですけど、それは良い仲卸さんと付き合ってるかどうかで決まります?

原田:間違いなくそうだと思います。

高城:ああ。じゃあ例えば、僕が寿司屋をやるとしましょうか。そうしたら、原田さんのところから仕入れれば、それなりの良いネタが入ってくる、ということですよね?

原田:ウチの信用があるんで、どうしても良いものを出しますけど、例えば、その中でもピンからキリまでありますから、やっぱり長年ずっと付き合って、あと魚のこととか詳しかったり、あと人間性もありますから、僕エコ贔屓大好きなので、自分の好きなお客さんと嫌いなお客さん、まあ嫌いなお客さんっていっちゃいけないんですけど(笑)

高城:言っちゃっていいですよ(笑)

原田:お客さんにもいろいろあるんで、好きなお客さんと苦手なお客さん、、

高城:いま言葉変えましたね(笑)好きなお客さんにはいいネタを出すってことですよね?

原田:それはもう僕も人間なので。

高城:ということは、性格のよい寿司屋さんで老舗じゃなければ、美味しくないってことですかね?

原田:だと思いますね。

高城:なるほど。寿司屋のご主人で慇懃無礼な高飛車な方もいらっしゃるじゃないですか?ああいうところは美味しくない可能性があるってことですか?

原田:外すときもあるんじゃないですか?

高城:長年ね、寿司屋の大将と付き合いがあって、性格に難あり方っていらっしゃると思うんですよ。そうすると握り云々のまえに仕入れのところで美味しくない可能性があるってことですよね?

原田:そういうところは高く買うから、良いもの出そうとするじゃないですか?

高城:結果的にお客は、高く払わなければいけないですよね?

原田:そうですね。そういうところは。新しくお店を出した若い子。

高城:あーいますよね。30代で

原田:応援しますね。そういうところは。良いものをドンドン出してあげますね。

高城:その場合に寿司屋の若い大将、30代の若い大将、原田さんはどこをみるんですか?

原田:まず、僕はもう入ってきて挨拶をちゃんとするかとか。

高城:ちゃんとお礼とか、人間として当たり前のやりとりですよね。それがきちんと出来るか出来ないか。

高城:それは性格がいいってことじゃないですか。

原田:そうですね。でも、人間として当たり前のことなんで、それが出来ない人間がいるんです。

高城:すなわち、あのー偉い人たちですよね?市場業界の。

原田:(笑)まあですから、そういう人間の元々もってる、人間としてこうでなければいけないのは、ちゃんとしてて人と付き合ってる人は、巡り巡って良いものが回ってくると思いますね。

高城:お話聞いてね、豊洲のつくるコンセプトに欠けてるのはそれだと思ったんですよ。人間としてねちゃんと話し合って、人々が集う市場の基本機能ですよね?それをわかってない人たちがつくったように感じるんです。どうしても。

原田:すごいです。見たらまさにそう思います。

高城:そうなんですか(笑)

原田:こんなもん見たやつがつくるか?って思うくらい酷いです。豊洲の市場。

高城:どうしましょうかね?原田さん。

原田:僕はもう愕然としましたね。

高城:だってこれ人間関係がそこで養われなかったら、美味しい寿司食べられないって話じゃないですか?

原田:そうです。

高城:これ、困りますね。

原田:牢屋みたいですよ。豊洲の市場。

 

 

―高城のナレーションー

築地仲卸大力商店五代目社長・原田勝さんにお話を伺いました。

 

豊洲を牢屋とまで言い切ってましたが、どんなに衛生的に綺麗な場所でも、働く人たちが牢屋だと思える場所が、本当に活気のある環境にこれからなるのか疑問です。

 

市場は今も昔も人々が集まる街のハブ的存在ですので、例えば、SNSでも使い勝手が悪いサービスなら人は集まりません。

 

このあたりの競争力がないことをいいことに、一部の人に驕りがあったことが移転問題の真実なんだと思います。

 

カジノは妙案ではありますが、実際豊洲は文京地区のためにホテルの開業さえ難しい現状があります。

 

しかし、憲法まで変えようとしているわが国の現在、決して不可能なアイディアではありません。

 

もし豊洲に移転するとしても、一度終わったはずの環境アセスメントの審議を再び問われるような事態になったら、移転時期は全く不明になるでしょう。

 

市場の基本は、商いにあります。

 

税金や不動産、そして都民ファーストの視点も一度さておき、顧客ファーストの視点が欠けると、移転問題は解決しても、その後に続く商いが上手くいくとは限りません。

 

いまもう一度顧客ファーストの声に耳を傾ける必要があるのではないでしょうか。