はたけ のブログ

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高城未来ラジオ第四回:原価10倍の価値を提供ーSHUNさん(ホスト)前編

高城未来ラジオ、第四回です。

 

ラジオの書き起こしが、本当にいいのかどうか、これをやることでラジオを聴く人が減るんだとしたら、やらないほうがいいのでは?と思うこともありますが、

いまのところそこまでこのブログを読んでいる人がいないので(笑)とりあえず、続けようと思います。

 

それでは本編です。

 

— 高城のナレーション―

 

今回は新宿歌舞伎町を代表するホスト、SMAPPA!のSHUNさんのお話をお聞きします。

 

原価の10倍の掛け率でお酒を売るホストを、ビジネスの観点から考えると、その秘密は一体どこにあるのでしょうか。

 

高城:SHUNさんは、肩書はホストですか?

SHUN:肩書はホストですね。

高城:例えば海外行ってね、パスポートと一緒にいろいろ紙に記入しなきゃいけないですね。職業欄になんて書くんですか?

SHUN:自営業ですかね。

高城:あっ、自営業。

SHUN:扱いは個人事業主

高城:これ、個人事業主なんですか?

SHUN個人事業主です。

高城:代表という肩書ついてらっしゃいますし、部下も大勢いらっしゃると思うんですが、全員個人事業主なんでしょうか?

SHUN:そうです。ホスト全員個人事業主ですね。

高城:ということは、、

SHUN:業務委託をして、、

高城:なるほど。独自の店舗が全員集まってるみたいな?

SHUN:そうです。

高城:ということは、売り上げは完全に個人によってバラバラでしょうし、ただお互いに助け合ったりすることもあるわけですよね?

SHUN:はい。助け合います。

高城:ちなみに、このSHUNさんのお店「SMAPPA!」。

SHUN:はい。「SMAPPA! HANS  AXEL  VON  FERSEN」。

高城:これがお店のすべての名前?

SHUN:そうです(笑)

高城:もう一回お聞きしていいですか?

SHUN:「SMAPPA! HANS AXEL VON FERSEN」。

高城:当たってます(笑)これ言えないですよー。通称SMAPPA!ですか?

SHUN:SMAPPA!です。

高城:SMAPPA!の意味からお聞きしましょうか?SMAPPA!はどういう意味なんでしょう?

SHUN:SMAPPA!は、僕が入る前から存在していたSMAPPA!なんですけど。

高城:ちなみに入ってどれくらいですか?

SHUN:入って10年になります。

高城:10年。はい。

SHUN:えー、「素で真っ裸で」。

高城:あ、なるほど。ビックリマーク。

SHUN:ビックリマーク。やっていこうよっていう、、

高城:お店で脱ぐんですか?

SHUN:脱いでたらしいです。

高城:昔は?

SHUN:昔は。

高城:最近は?

SHUN:最近は、やはりフェルセン伯爵のお借りしているので、スーツで貴族らしく(笑)

高城:なるほど(笑)フェルセン伯爵ですね、フランスの。

SHUN:マリーアントワネットの愛人、ですかね?

高城:そのお名前をお付けになったのは、SHUNさん?

SHUN:はい。僕です。

高城:これ、どういう意味でお付けになったんでしょうか?

SHUN:まず僕の誕生日が、マリーアントワネットと同じというところからはじまって、スマッパ・マリーアントワネット。まあ違うなっていう。でも、本当の意味で僕らがお客様接客するうえで、何が大事なんだろうって考えたときに、やっぱりベルサイユのばら。で、オスカルでもなくやはりフェルセン伯爵が、アントワネットの人生を変えたわけで、それがいいにしろ悪いにしろ、幸せにしたのはフェルセン伯爵。

高城:なるほど。

SHUN:そこからこの名前をお借りして、ですね。

高城:この独特のカルチャー、中世のフランスらしいカルチャーっていうのは、例えば、宝塚とも似てる気がするんですが。

SHUN:それよく言っていただきます。

高城:それは何でですか?

SHUN:何でなんですかね?

高城:ぼく実際新宿のホテル住まいで、ジョギングコースが夜の歌舞伎町なんですよ。

SHUN:おおー。

高城:そうするとね、看板がどんどんどんどん宝塚と似てるように、最近なってると思うんです。最近10年ぐらい走ってるんですけど。

SHUN:はい。

高城:ちなみに宝塚ご覧になったことはあります?

SHUN:いや、ないんですよ。

高城:行った方がいいですよー。そこでお客さんがいるかもしれないですよ。

SHUN:いや、ほんとに。ですね。

高城:彼女たちもね、違う形で女性を幸せにしようと思ってらっしゃると思うんですね。そういう意味で非常に似てると思いますし。向かってる方向も似てると思いますので。

SHUN:世界観といいますか、目標にすべき、、はい。

高城:ぼく実は両方行ったことあるんですけど。宝塚にも。ホストにも。伝統的なホスト、ニュー愛ですと、過去25年の中で、僕のアシスタント、ホストで3人いるんです。割と成り上がりの人が好きで、実際はたぶんホストより厳しいんでしょうね。長くは続かない人が(笑)まあ続いてって、その後海外に移った人とかね。まあ亡くなった人もいるんですけど、いろいろとあると思いますよ。僕割と好きなんですよ。で、皆さんなぜか中世のフランス的なものに惹かれるんですが、一体SHUNさんは、いつからそこに惹かれるようになったんですか?

SHUN:えー、

高城:ちなみにお生まれはどちらですか?

SHUN:生まれは東京の足立区です。

高城:育ちも足立区?

SHUN:育ちも足立区です。

高城:東京育ちですよね?

SHUN:そうです。

高城:当然ながら、たぶん高校生ぐらいまではフランスの中世なんてあんまり興味なかったですよね?

SHUN:全く興味ないですね。

高城:どこから中世のフランスに惹かれるようになったんでしょうか?

SHUN:僕らはワインを勉強し始めて、ソムリエをいま、、

高城:当然お酒を販売しなければいけない商売ですからね。はい。

SHUN:価値をしっかりホストたちがわかってお酒を提供する。安い酒を高く売るっていうのは、簡単にできると思うんです。昔のホストってそうだと思うんですけど。

高城:ブシャール、いくらみたいな話ですか?

SHUN:はい。まあ相場はあると思うんですけど。

高城:はい。

SHUN:まず自分らが売るお酒を理解しようよ、というところからはじまって、そこからわかりやすく、ワインってそもそも何なんだっていうのから、みんな興味持ち始めて、そこからワインきっかけでフランス、、

高城:なるほど。ちなみにワインは何本くらいお持ちなんですか?

SHUN:数えきれないくらい色んなワイン、持ってます。

高城:個人的にお好きなものは?

SHUNブルゴーニュピノ。

高城:が、お好きなんですね?

SHUN:そうです。

高城:最近、気候変動でフランスのワインよりイギリスのワインのほうが美味しくなってるんですよ。イギリスのワインって10年前全く美味しくなかったんですよ。

SHUN:何でですか?

高城:気候が変わってね、完全にオーガニックでつくり始めて、土壌改良も始めて、イギリスのワインってどんどん美味しくなってるんですよ。

SHUN:研究します。

高城:ちなみにホストになろうと思ったきっかけは?

SHUN:中学生くらいから、、

高城:おー早いですね!

SHUN:テレビでやるじゃないですか。ギラギラした世界。

高城:はい。

SHUN:自分もいずれ入ってみたいなと思って、それで18ですかね。18歳のときに。

高城:それ、このお店じゃないですよね?

SHUN:このお店じゃないです。亀有に。

高城:亀有!?そうですか。僕生まれ葛飾です。

SHUN:はい。

高城:亀有、ホストあるんですか?

SHUN:あります。

高城:知らなかったー!

SHUN:それでやらせていただいて、で、そのあとに新宿のほうに。

高城:それはこのお店ですか?

SHUN:そうです。

高城:ちなみにこのPodcastをお聴きのひとたちは、ホストクラブに行ったことがない方がほとんどだと思うんですよ。

SHUN:はい。

高城:まず、どうやって入って、いくらぐらいでどうなってるという説明をしていただいていいですか?

SHUN:了解です。初めての方だと、2時間お一人様三千円ですね。

高城:安いですね!あとは頼んだお酒次第ということですか?

SHUN:お酒も飲み放題なんですよ。

高城:高いワインは飲めないですよね?

SHUN:そうですね。高いワインは飲めないですけど、3000円のなかで、、

高城:ビールとか水割りとか?

SHUN:水割りとか、まあカルテルは入ってないですけど、入れてもいいですよね?ワインもあります。

高城:ハードルは低いと?

SHUN:ハードルは低いですね。

高城:じゃあ二回目から、ということですか?高くなるんですか?

SHUN:ちょっと高くなりますけど、初指名、指名というんですけど、それが1万円。2時間。初回と同じ内容で飲み放題になります。

高城:例えば、僕が女性のお客さんだとしますよね?

SHUN:はい。

高城:SMAPPA!にお伺いしました。2回目です。1回目SHUNさんをみて、あの人いいな、と。そしたら指名料1万円。

SHUN:1万円。

高城:そして3000円で飲み放題。1万3000円で終わりですか?

SHUN:僕の飲み代が別なんで。

高城:なるほど!そこですね。

SHUN:そこです。

高城:そこがどれくらいですか?お客さんをみて決めるのかもしれませんが。

SHUN:2回目の平均単価で考えると、2万ちょい。

高城:それくらいでいけるんですね?

SHUN:それくらいで。はい。

高城:いきなりオーパスワンいれるといくらですか?ちなみに。

SHUN:いきなりオーパスワン、、

高城:年代にもよって違いますよね?

SHUN:違いますね。何とも言えないですけど、オーパスワン50くらいいっちゃいますね。

高城:50?50万円?

SHUN:50くらい。

高城:これはちょっと高いですねー。で、実際に開ける方いらっしゃいますよね?

SHUN:いますいます。

高城:街中のイタリアンレストランとかよりも、はるかに高いですよね?

SHUN:基本的に10ですね。僕らは10掛けっていわれるんですけど。

高城:10掛け!原価の10掛け。まあ普通のレストランだと3掛け4掛けのところありますけど、だいたい10掛けくらい?

SHUN:はい。

高城オーパスワンだといきなり50くらい。原価5万円だと50。リシャールって、いまいくらですか?

SHUN:リシャールは、いまとんでもないと思いますよ。

高城:えっいくらですか?

SHUN:えーいくらするんだろ。500、600くらいいっちゃうんじゃないですか?

高城:5、600万くらいいく?

SHUN:昔はそこまでいかなかったんですけど。

高城:ただお客さんとしては、定価で買うより10倍の価値を、SHUNさんとご一緒することで払う価値があると思ってらっしゃるわけじゃないですか?

SHUN:はい。

高城:ご自身でも意識あると思います。10倍いただいてると。

SHUN:そうですね。

高城:その10倍の差はどこにあるとお考えですか?

SHUN:10倍の差。人、空間があって空間サービス業だとそもそも思っているので、やっぱり来た人にしかわからない特別なもの、なんですかね。

高城:うーん。

 

— 高城のナレーション―

 

ー新宿歌舞伎町を代表するホスト、「SMAPPA! HANS AXEL VON FERSEN」のSHUNさんにお話をお聞きしました。長い店名ですね。たぶん言えたと思いますけど。

 

ご自身のビジネスを空間サービス業だとお話しになってたのがとても印象的で、その瞬間をビジネス的に考えると、掛け率が一気に10倍に跳ね上がる不思議な世界です。

 

ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、ヘネシーのリシャールという大変高いお酒がありまして、SHUNさんがお帰りになった後に、ネットの価格を調べますと、大体25万円くらいで販売されています。実際の仕入れ価格はもう少し安いでしょうから、約20万円前後ではないかと思われます。それを5、600万円で売るとお話しになってましたね。掛け率30倍じゃないですか!

 

すごいですよね。どうですか?みなさん。

 

仕入れ価格が突然30倍で売れる不思議なビジネス空間。次回もこの不思議な空間の秘密を探りたいと思います。