はたけ のブログ

ラジオの文字起こしをしてます。現在は「高城未来ラジオ」と「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」をやっています。文字起こし専門のブログにしました。

高城未来ラジオ第十ニ回:日本の隠れた金融システムータジマさん(闇金)前編

ラジオ音源です

第12回 日本の隠れた金融システム-タジマさん(闇金)前編 - 高城未来ラジオ

ー高城のナレーションー

 

今回は、日本の隠れた金融システムである闇金のお話を、タジマさん(仮名)にお話いただきます。

 

一体闇金でお金を借りると、利息はどれくらいになるのでしょうか。

そしてもし払えなかったとしたら、どうなるのでしょうか?

 

 

高城:タジマさんは、ご職業はどんなご職業なんでしょう?

タジマ:いま現在?

高城:いま現在。

タジマ:今は普通に自営業を。

高城:今は普通に、とおっしゃいましたよね?普通じゃなかったときもあるんですよね?

タジマ:まぁたぶん。

高城:ええ、たぶん(笑)どんなお仕事ですか?

タジマ:えーっと、まぁ闇金というか、、

高城闇金ですよね?その辺のお話をお伺いしたいと思ってるんですが。

タジマ:はい。はい。

高城闇金って、何で闇っていうんですか?何が闇なんでしょう?

タジマ:何なんですかねー、、

高城:違法な金利、、

タジマ:そう、そういうことです。ええ。

高城金利はだいたいどのくらいとるんですか?よくほらトイチとかね、10日で1割っていうじゃないですか?

タジマ:僕らのときは、10日で3割、、

高城:10日で3割!?トサン?

タジマ:2割、3割。

高城:返せるんですか?

タジマ:ほぼ返せないですね。

高城:返せないですよね?

タジマ:はい。

高城:僕例えばお借りますよね?10万円。そしたら10日後に13万円返さないといけないわけですよね?

タジマ:そうですね。はい。

高城:返せないですよね?

タジマ:そうですね。ほぼ。

高城:年間でいうと、いくらになるんですか?400%とか?

タジマ:それ以上になりますね。

高城:ね?(笑)

タジマ:一年間持つお客様も中々、、

高城:いないですよね?返さない、というか返せないでどうするんですか?損しちゃうじゃないですか?

タジマ:なんて言うんですかね、新しいお客さんでドンドン入れ替わり立ち代わりで、、

高城:例えば僕が返せないとしたら、えっどうするんですか?損しちゃいますよ。

タジマ:取り立てて、返せるものがあるのがあればいただきますけど、返せない場合は諦めて新しいお客さんをゲットしにいきます。

高城:開拓するってことですね?

タジマ:そうですね。

高城:返せるものって、なんか内臓売るとか色々言うじゃないですか?マグロ漁船に乗せるとか。そういうことですか?

タジマ:ま、内臓っていうのはなかったですけど、マグロみたいなのは当時は若干ありましたね。

高城:若干ね!マグロ漁船ですか?

タジマ:そうですね。あとは家を持ってれば不法占拠してみたり。

高城:なるほど。家ごととっちゃうってことですね?権利書だけじゃなくて、占拠するってことですよね?

タジマ:そうですね。

高城:ちなみにマグロ漁船に乗ると、それなりにお金は入るんですか?

タジマ:当時でも10万とか20万くらいだったかなー。

高城:あんまり大したことないんですね?

タジマ:そうですね。ブローカーさんみたいな方にお渡しして、、

高城:なるほど。そこからお金を貰うと?

タジマ:はい。

高城:てことは、あまり大きなお金は貸し付けないってことですか?

タジマ:我々はそうですね。まぁ100万くらい前後までですね。

高城:マックスで100万。一番多いのおいくらぐらいですか?

タジマ:高くても200万と150くらいですね。

高城:そのくらいなんですねー。普通のお客さんだと10万20万が多いんですよね?

タジマ:そうですね。下は10万から、、

高城:10万ぐらいから?皆さん目的は何ですか?パチンコでスってしまった、ちょっと言えないとか、何で皆さん、、

タジマ:えっとですね、我々の場合はちょっと特殊で事業主を対象にして。

高城:なるほど。会社経営者?

タジマ:はい。

高城:会社といってもいろいろありますよね?表の商売もあれば、ややグレーの商売も、、

タジマ:いや!普通の事業主様、、

高城:普通の会社の経営者の方?

タジマ:はい、そうです。

高城:表の会社の経営者の方、例えば銀行で借りれますよね?

タジマ:はい。銀行で借りてます。

高城:で、借りられなくなりました。

タジマ:あっちこっちのサラ金で借りてます。

高城:借りられなくなりました。

タジマ:で、我々のところに。

高城:そこに来ると?

タジマ:はい。

高城:だとすると、本当に数%みたいのが、だんだん10何%みたいに上がってきますよね?

タジマ:はい。

高城:最後に行き着くのが、タジマさんのところですね?

タジマ:そうです。

高城:でももう返せないの、自分でわかってますよね?

タジマ:もうそういう状態じゃないんですよね。ほとんどの方が。

高城:精神状態がおかしくなっちゃってる?

タジマ:そうですねー。表現悪いんですけど、病気でいうと癌の患者みたいな感じ、、

高城:末期的ってことですか?

タジマ:そうですね。だから生きるために色んな病院行って薬貰ってみたいな、、延命治療みたいな感じになるんですかね。

高城:タジマさんそこまで入る経歴をお聞きしたいんですけど、どうやってこの業界に飛び込んでらっしゃったんでしょう?

タジマ:僕の場合は、知り合いのホステスですかね。友達にいたもんで、ホステスやってるとお金持ちのお客さんが来ると思うんで、どんな仕事が儲かるの?みたいな。金持ち誰?って言ったら、不動産屋か金融屋さんですよ、って。

高城:何歳のときですか?

タジマ:19、、

高城:19歳。

タジマ:で、そいつにどっちか紹介してよって言ったら、じゃあ金融屋さんいるから紹介するねってことからですね。

高城:はじまった。じゃあキャリア結構長いんですね?

タジマ:はい。

高城:なるほど。はじめて仕事覚えないといけないですよね?

タジマ:はい。

高城:まずは、電話営業ですか?それともやっぱり取り立てが難しいんですか?貸し付けが難しいんですか?顧客開拓が難しい?

タジマ:営業が一番大変ですかね。

高城:やっぱり。で、200とか500とか毎日20歳前後の若者がかけるわけですよね?

タジマ:そうですね。

高城:当時は、オレオレ的なものもないですよね?

タジマ:そうですね。はい。

高城:ひたすらかけて。

タジマ:はい。

高城システム金融ですか?ちなみにいうと。

タジマシステム金融の方になるんですかね。部類でいうと。

高城:どちらかというと?

タジマ:はい。

高城:てことは、いろいろグループがあってチェーン店があって店舗の名前もいっぱいあって。

タジマ:はい。

高城:無店舗ですか?店舗ありました?

タジマ:店舗はありました。我々のときは。

高城:店舗はあったんですか!で、かけて、貸し付けにも同行するんですか?

タジマ:貸し付けします、もちろん。営業してちゃんとお客さんを接客して。

高城:その場合、この人は返せそうだなとか、返せなさそうだな、ってどうやって判断するんですか?人見なきゃいけないですよね?

タジマ:そうですねー、ほとんど見れてなかったんですけども、なんか勘ですよね。

高城:勘!?

タジマ:はい。でもほとんど外れますよね。

高城:(笑)外れるってことは、食いっぱぐれるってこと?

タジマ:そうですね。

高城:食いっぱぐれると、上司に怒られますよね?

タジマ:怒られますねぇー。はい。

高城:困りますねー。それね。上司に酷い目にあったりとかって、、

タジマ:日常茶飯事、、

高城:いきなり殴られたりとか?

タジマ:はい。

高城:てことは、そのツケを顧客に回さないといけないから、顧客にもそれなりに酷いことするわけですか?

タジマ:そうですねー、当時若かったんで、そういうストレスをぶつけてた部分はかなりありましたね。

高城:嫌な追い込みしたりとか、鍵穴にボンド入れたりとか、、

タジマ:はい。

高城:そういうことですかね?

タジマ:そうですね。鍵穴開けて入ってましたね。

高城:鍵穴開けるのお上手ですか?

タジマ:いやいや。上手じゃなかったんで、簡単のはボコッと開けてたんですけど、ダメな場合は鍵屋さん呼んで、、

高城:呼んで。

タジマ:あとはベランダから回ってとか。2階3階くらいまでは昇って開けてみたり、、

高城:で、金目のものを持って出るとか?

タジマ:はい。持ってこうとしたらお客さんが体育座りして、角にいたとか。

高城:困りますね!(笑)

タジマ:結構ありました。

高城:怖いですよね?後ろで。

タジマ:ワッ!っていう感じでしたけどね。

高城:その場合どうするんですか?お客さん入ったらいました。したらどうするんですか?

タジマ:じゃあ返そうかって話をしますね。

高城:向こうも借りて返さない、ある意味プロですよね?

タジマ:そうですね。

高城:こっちも取り立てなきゃいけないですよね?

タジマ:はい。

高城:じゃあまぁ仮にね、ある男性がね部屋の隅にポツンと黒い顔して座ってました。どう説得するんですか?もうお金ないですよ?

タジマ:説得も何も、その本人が返せないのであれば、誰かに借りろ、と。

高城:なるほど。他の店舗から借りろ、とかですか?

タジマ:僕らはそういうことはしなかったんですけど、身内なり誰なり相当潰してるんですけど、誰か保証人つけろ、と。

高城:友達いないって言いますよね?

タジマ:いや、それでも僕らはしつこいんで。

高城:さすが。仕事ですもんね?

タジマ:そうですね。帰れないもんですから。

高城:なるほど。

 

ー高城のナレーションー

 

ずいぶん言葉を選んでお話になってらっしゃいましたタジマさん(仮名)。

 

かつては違法である闇金業者で働き、その後独立なさったとのこと。この闇金業界には、システム金融と呼ばれる仕組みがありまして、とある闇金への支払いが近づいた人に、別の闇金業者が近づき、返済資金を融通するのですが、実はこれらの闇金業者は同じ組織で、何も知らない債務者の利息は雪だるま式に増えていくのが特徴です。

 

それにしても、利息が10日で3割とは実に凄まじいですね。

 

お話は、次回に続きます。