はたけ のブログ

ラジオの文字起こしをしてます。現在は「高城未来ラジオ」と「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」をやっています。文字起こし専門のブログにしました。

高城未来ラジオ第十八回:人を見抜くー木薮愼一(探偵)前編

ラジオ音源です

第18回 人を見抜く-木薮愼市さん(探偵)前編 - 高城未来ラジオ

ー高城のナレーションー

 

今回は元マル暴の刑事で、現在は探偵を営んでいらっしゃる木薮さんをお招きし、人を調査する技や勘についてお話しいただきます。

 

いったいバレずに尾行するには、どうしたらいいのでしょうか。

 

そして、瞬時に人を見抜く勘を養う方法はあるのでしょうか。

 

 

高城:木薮さんは探偵ですよね?

木薮:そうですね。

高城:お仕事探偵ですが、その前にはマル暴の刑事だとお聞きしましたが、警視庁に20年以上いらっしゃった?

木薮:はい。

高城:今でいう捜査第四課とか、暴力団を中心にお相手なさってる、、

木薮:そうです。

高城:で、それをお辞めになって今は探偵ですよね?

木薮:ええ、ええ。

高城:探偵っていうのは、浮気調査から色々なものあると思いますが、お得意はなんでしょうか?

木薮:信用調査ですね。

高城:信用調査?どんな方の信用調査ですか?いわゆる会社が取引の信用調査するっていうのとちょっと違いますよね?きっと。

木薮:いや会社の信用調査って非常に多いんですよ。

高城:あ!そうなんですか?

木薮:あとは取引先人物調査。

高城:社長が怪しい人物じゃないか。

木薮:あとはそこの従業員とか。

高城:人物調査って、ちなみにどういうことするんですか?

木薮:人物調査の場合は、聞き込みが多いですよね。

高城:会社の周りやご近所や?

木薮:そうです。あとは行動調査。

高城:行動調査?例えば依頼する人は、その人物のどの辺、、まぁ信用が置けないから依頼するわけですよね?

木薮:そうです。信用=その方と仕事する場合において、企業って秘密を重んじるところでしょ?

高城:はい。

木薮:特に職人なんかは。

高城:うん。

木薮:二重にやられるんじゃないかっていう危機感が非常に多いですよね。

高城:二重?二重っていうのは?

木薮:会社と取引してても、その1つの貸しをどっかに流されるんじゃないだろうか。

高城:なるほど。

木薮:こちらで安く契約すると、ちょっとこっちに流してアルバイト的なことをやられるんじゃないだろうか、という猜疑心を持つ方もおられる。

高城:例えば木薮さんにお願いして、わかるもんなんですか?

木薮:わかりますね。後付けすれば。

高城:後付け?尾行ってことですか?

木薮:そうです。

高城:どういう風に、まず尾行の心得を。

木薮:尾行はまず、相手に発覚しないことでしょ?

高城:はい。

木薮:相手と目が合わない。あとは相手の前には出ないこと。

高城:はい。

木薮:その3要素を覚えとけば、100%出来ますね。

高城:まず自宅に張り込むっていうのは、どこから始めるんですか?

木薮:会社からやってみたり。

高城:会社から出るところからやってみたり?

木薮:はい。自宅というのは、近隣の様子がわかりやすいです。イコール発覚しやすいということです。

高城:そうですよね。

木薮:近隣の目がありますから。会社だったらわからないですよね?

高城:ええ。じゃあ会社から尾行を始めるのがいいわけですよね?

木薮:そうですね。でも会社の出口って1箇所じゃありませんよね?

高城:そうですね。どうするんですか?

木薮:そういう時は、2点張りしたり3点張りする。

高城:何人かで?チームで?

木薮:最初の1日2日を2点張り3点張りすれば、大体その方がどこから出てくるかわかりますよね?

高城:なるほど。日常人はそんなに変えないから?

木薮:そうです。従業員は専用の出口とかあるでしょ?

高城:はい。

木薮:特にお医者さんなんかは出口決まってますから。

高城:決まってますね。

木薮:そういうことがわかれば、こちらもテリトリーですよね。

高城:実際にお医者さんを尾行したことがあるってことですね?

木薮:ありますあります。

高城:そうやって周辺からお医者さんのことを、ちょっとずつ情報を入れていってご本人もずっと尾けるという言い方が良いかわかりませんが、尾行するわけですよね?

木薮:ええ。

高城:真面目に帰る方もいれば、飲み歩いたり、愛人がいる方もいらっしゃるわけですよね?(笑)

木薮:いろんな方がいます。

高城:そうですよね?その中でどこを見ると、その人がズバリわかるんでしょうか。後ろ姿ではわかりません。

木薮:会話を録りますからね。例えば、その方がどこかのお店に入るとか、近くの堤防に座って、、

高城:聞き耳を立てるんですか?実際に盗聴するんですか?

木薮:録音します。

高城:録音する?

木薮:録音したり、今だったら本当に小っちゃなキャップくらいのカメラありますから。

高城:ありますねー。ボタンカメラとかありますからね。

木薮:こういうところに置いておけば、付けとけば相手の顔撮れますから。

高城:撮れますね!ええ。

木薮:時には本当に声が聞こえなければ、声紋鑑定があるでしょ?

高城:ああーなるほど。

木薮:そういうところにお願いすれば、何喋ってたか大体わかるでしょ?

高城:はい。なるほど。

木薮:そういうこともしなければ、出来ないということですよね。

高城:ドンドン情報を得ていって、御本人の話も得ていって、最後レポートにしてまとめる作業がありますよね?

木薮:ありますあります。

高城:その時にまとめる心得っていうのはあるんでしょうか?

木薮:まず見たありのままを書くことです。憶測推測は絶対入れない。これが報告書です、僕らの場合は。

高城:そうですね。

木薮:だから刑事と同じですよ。刑事は現場に行って見て令状をとるわけです。1人のものを拘束するわけですから、そのために嘘があったらいけない。また人から聞いただけの話でも。だからとれないものは書けない。

高城:刑事だったらそうですね?ただ木薮さん、探偵だとねそれ以上に踏み込んで聞かれることあると思うんですよ。

木薮:まぁ私的なことは聞きますよね。

高城:例えば個人的にどう思いましたか?とか。その場合どうお答えするんですか?

木薮:僕の場合は、昔の刑事の経験といろんな聞いたものの総合的な判断で、、

高城:勘ですか?

木薮:勘です。

高城:刑事の経験と勘?

木薮:だからまだ僕は勘は落ちてないと思ってます。今まで外れたことないですから。

高城:その勘はどうやったら養えるんでしょうか?

木薮:ええー、、

高城:これはね誰もが、初めてお会いするビジネスマンであったり学生であったりガールフレンドだったり色々います。勘を養えれば人が見れるわけですよね?どうやってその勘を得ることができるんでしょう?

木薮:洞察力と観察力です。

高城:日々の?

木薮:そうです。だから僕は刑事になった時に、刑事になって覚えようとしたことは、1週間2週間1つの駅の改札口にずっといました。

高城:それで乗客を見るってことですか?

木薮:そうです。出てくる人を見ます。

高城:それであの人はこんな人じゃないか、と推測するんですか?

木薮:そう。最初はその地域に住んでる人なのか、何か目的があって来てる人なのか、目的がなく来てる人なのか、ということの見分けをして、3点を決めて、それで改札口から出てくる人を毎日ずーっと見ていくんですね。

高城:それで想像を働かせるってことですよね?

木薮:そうです。そしてその人の動きを観察する。今度は後をつけてみるとか。

高城:実際に?ストーカーギリギリですね?

木薮:つけてみるんです。その時現職ですからね。

高城:まぁお仕事っていえばお仕事ですよね。

木薮:防犯って言えばいいわけですから。

高城:そうですね。確かに。

木薮:目的のない人間っていうのは、定まった歩き方をしないでしょ?

高城:あーーなるほど。

木薮:あとは目がキョロキョロ動くでしょ? 

高城:そうですね。ブラブラしますからね。

木薮:泥棒だったら下見ですから、山見といって下見ですから。

高城:山見って言うんですね? 

木薮:山見って言うんですね。だから住宅街ずっと歩きながらも何処か覗いてみたり、止まってみたりするわけでしょ?目的があってそこに行くわけですから。

高城:そうですよね。

木薮:下見の場合、クルクル回らないといけないわけですから。次の日どこやろうかってやってるんですから。

高城:なるほど。

木薮:そういうところから観察していけば、人間の動きによって何を目的としたものかって見えてくるわけです。

高城:本性というかその人のことがわかってくるというわけですね。

木薮:そうですね。

高城:これは普段街の人とすれ違ったりしますよね?今もお考えなんですか?

木薮:見ますよ。横断歩道で一番最初に渡ることはしませんね。

高城:え!?なぜですか?

木薮:人を見れば、この街がどんな動きになるのかなと。

高城:ということは、横断歩道では人を歩いた後ろをついていくということですか?

木薮:そうです。それか時には先に一旦信号を切る。渡ってしまってその人たちがどんな動きをしているんだろう。

高城待ち伏せですね?

木薮:そして今度は二回目の時に、自分が初めて渡る。

高城:なるほど。

木薮:次渡ったらまた見ると。暇がある時ですよ?あとホーム。

高城:はい。

木薮:ホームでどんな人が乗るんだろう。

高城:アスリートのトレーニングみたいですね?毎日が。

木薮:そういう風な訓練をすることによって、探偵やってても楽なんですよ。

 

ー高城のナレーションー

 

相手に発覚されない。相手に目が合わない。相手の前に出ない。

この3要素をしっかり守れば、尾行はバレないという話でしたね。

 

そして何より洞察力と観察力を鍛えれば、誰でも人を見抜く勘を養えれるとのこと。そのために訓練を積む、また日々横断歩道の先頭を歩くことなく、人を通じて街の様子を読んでいるそうです。

 

とても面白く学ぶこと多いですね。僕も今日から早速いくつか試みたいと思いますが、ただ僕はただでさえ怪しいのに更に怪しく見えないでしょうかね。

 

お話は次週に続きます。