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高城未来ラジオ第五十一回:水面下の領土侵攻ー宮本雅史さん/産経新聞社編集委員 後編

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ラジオの内容はもちろん、ラジオには収録されていないディープな内容も収録されているので、ご興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか?

 

ー高城のナレーションー

 

今回は、産経新聞編集委員宮本雅史さんをお迎えしまして、ベテラン新聞記者から見た日本の実態についてお話をお聞きする後半です。

 

いったい、日本の領土を爆買いしてる人達とは、どこの誰なんでしょうか。

 

かつて、中国の首相だった李鵬氏は、なぜ40年後に日本はなくなると発言したのでしょうか。

 

高城:最新のご著書のお話を聞きたいと思っているんですけど、この『爆買いされる日本の領土』っていう本が最新のご本だと思うんですけど、日本の領土を爆買いしているのは日本人じゃない人達ですよね?

宮本:そうです。

高城:どんなことが何処で起きてるんでしょうか。

宮本:この領土問題っていうのを初めて気がついたのは、バンコクの支局長をやっていた時。東南アジアの特派員って初めてでしたから、取材の仕方もわからなかったんです。そうしたら、インドシナ半島を面で見なさいって、ある人から言われるわけです。その意味もわからなかった。私赴任している間に、タイを中心にしてミャンマーラオスカンボジアの国境を全部歩いたんです。20年ちょっと前です。その時に国境ではドンパチしてるんですよね。

高城:ほお。

宮本国境警備隊が国境を守ってるんです。ところが、通貨はタイのバーツが通用するんです。経済活動と領土って全く別モンなんですよ。日本人は島国だから海の上に国境があるわけないですから気がつかないんだけど、繋がっている大陸の人達っていうのは、領土がどれだけ大切かわかってるので、死に物狂いで守るんです。領土を盗られてしまうってことは、国境線が変わるってことです。その国がなくなっていくんです。いま尖閣諸島に中国の船が来るとか北方四島の問題も竹島の問題も色んな問題があります。そうしますと日本人っていうのは、目に見えるんですよ。軍事的な行動が。だから防衛予算を増やしましょう、自衛隊を強化しましょう、海上保安庁を強化しましょうって当たり前ですよね。日本って平和な国ですから、そういうことがないと中々腰を上げない。尖閣諸島の問題の現状を見ると、非常に厳しくなっている。そういうのを目の当たりしますと、国を守らなきゃいけないんだと、そのためにはどうしなきゃいけない、こういう時は真剣に考えるんです。でも安全保障っていうのは、それだけじゃないんですね。エネルギー、土地、水、食糧、医療、これも全部安全保障の対象なんですね。

高城:そうですね。

宮本:これがしっかりしていかなければ、主権国家としていくら軍事力がついたとしても、守るべきものがなくなってしまう。

高城:国民が干上がってしまいますからね。

宮本:だからそれも安全保障の対象なんだけど、いかんせん、そういうものっていうのは、目に見えないですよね?例えば、土地が買収された、水源地が買収された、中々見えてこないですよ。何故かというと、危険が直近じゃないから。攻め込まれてるわけでも危害が加えられてるわけでもない。だからピンとこないんですね。ところが、水面下で侵攻というのが何年もかかって行われるわけです。気がついた頃っていうのは、もうお手上げですよ。

高城:侵攻とおっしゃってるのは、経済的に土地を買っていって、いわゆる世界的に法的に問題がない形で入手していく人がいっぱいいるってことですよね?

宮本:ルールも何もないですから、外国資本っていうのは自由に買えるわけです。登記にもないですから登記しなくてもいいので、登記簿を信用していても勝手に売られてしまって登記しなければ、実際の所有者がわからないこともあるんです。

高城:なるほど。

宮本:そういうことが何年も続いていくと、気がつくと「あれ?これって誰の土地だろう」って。朝起きて窓を開けると、塀を作られて日本語をしゃべらない人が「今日から私たちここに住みます」っていう冗談じゃないことが起きる可能性があるし、北海道では既にそういうことが起きつつあるんですよね。

高城:いま北海道はどうなってるんですか?

宮本:買われてますよね。例えば、数字を見ますと、北海道庁が数年前に水源地については外国資本が買収した場合、それを公表するようになったんですよね。平成27年12月末現在で、北海道庁が把握してる買収されてる水源地は、1878ヘクタールなんですね。

高城:ほお。

宮本:これは東京ドーム400個分です。ところが平成28年の12月末現在で、北海道庁の発表は2411ヘクタール。東京ドーム513個分なんですよ。

高城:すごい増えてますね?

宮本:だけどこれは、水源地に限られるんですね。水源じゃないところ、農地とか太陽光発電所の用地とかゴルフ場とか山林とか、そういうのを入れると1桁2桁違うっていう人もいるんです。

高城:これは誰が買ってるんです?

宮本:外国人です。北海道の場合は、中国人が多いです。

高城:中国人!

宮本:中国資本。あるいは中国人と関係があるとみられる日本企業ですね。

高城:日本企業相手に仲介してれば、わからないですね。しかもプライベート・エクイティ・ファンドだといったい誰だかわからないから、何人かもわらないし。実際、何かが起きるとしたら、誰もの目にわかる何か起きるとしたら、そう遠くないですよね?きっと。

宮本:僕はそんな遠くないと思う。

高城:どのくらい先にどんなことが起こるとお考えですか?

宮本:それはわからないですよ。いま朝鮮半島も問題になってるでしょ?

高城朝鮮半島はどうなるんでしょうか?

宮本:もしブワーっと来たら、完全に集落が出来ちゃいますから。

高城:出来ちゃいますね。その可能性は低くないですよね?

宮本:だから、今おっしゃったように尖閣諸島のように目に見える部分は良いんですよ。対応できるんですから。目に見えない侵攻ですね。いわゆる経済侵攻といいますが、目に見えた時には取り返しのつかないってことです。

高城:それが着々と進んでいるってことですよね?

宮本:そうです。

高城:これこの後どうなるんでしょうか?

宮本:それでもう一つ言わないといけないのが、平成7年に李鵬さんという当時の中国の首相が、オーストラリアのキーティング首相に「40年後に日本はなくなります」って言ってるんですよ。

高城:ほぉ!何故ですか?

宮本:これは笠原さんっていう自民党参議院議員がいた時にキーティング首相から聞いてるんですね。国会議事録に載ってますよ。李鵬さんは40年後には日本は無くなりますって言ってるって。ところが、誰も問題意識持っていなかった。これが本当だとすれば、あと20年年しかないんです。

高城李鵬さんはインベイジョンな意味で日本に食ってかかることが出来るって言いたいわけですよね?

宮本:そうです。地図から消えるみたいな発想だと思います。

高城:ですから、北海道が中国になってしまう可能性があるってことですよね?

宮本:北海道だけじゃなくて沖縄も。

高城:しかも合法的にですよね?

宮本:合法的にです。北海道は20年前から沖縄は25年前から中国が目をつけてきてるんですね。

高城:一方で小売業なんかは中国に依存しつつありますよね。このまま中国と距離を置いてしまうと、小売業も日本の経済も立ち行かなくなるっていう人もいると思います。ただしこの問題微妙なところで、小売はいいけれども土地はしっかりと守っていこうって話ですよね?

宮本:そうですね。ビジネスの世界ですからね。それは土地がなくなったらそういうこともあり得るわけです。

高城:ズバリお訊きしますけど、宮本さんの個人的な意見で構いません。20年したら北海道などは多くは中国にとられてしまうとお考えですか?

宮本:そう思います。

高城:うーん、困りましたね。

宮本:困りました。

高城:ひょっとしたら、東京も一部そういうところが出来てもおかしくないですよね?

宮本:東京でも高級マンション最上階など高層のところが、夜は真っ暗だと。何故かというと中国資本が入ってるからだという人もいますよね。

高城:すなわち、上の方を押さえられてるってことですね。中国がお金余っててバブルで景気が良いから、対外的な投資、かつて日本人がバブルの時にアメリカを買ったように日本を買って、中国のバブルが崩壊したらもう一回それが売りに出されるってことも無きにしも非ずだと思うんですけど。

宮本:売らないでしょうね。

高城:売らない!

宮本:それは土地の重さを、あの人たちは知っているから。

高城:なるほど。

宮本:だから、中国本土では外国人に土地を買わせないんですね。アメリカが法律を作ったというのは、きっかけはバブルの頃、日本人が土地を買いまくったからですよ。だから規制をかけたんです。その後アメリカはどういうことをしたかというと、事後法の制定をして、買い戻したんですね。私の知り合いに後で聞いたら、土地たくさん買ったんだけど、事後法でアメリカ合衆国政府から買い戻しされたんだと。でもいい値段で良かったですよって笑ってましたけど。そこまで大枚はたいても買い戻すんです。

高城:日本はその動きはないんですか?

宮本:全くないです。

高城:全くない!1回実態を見に行ってみようと思ってます。今日のお話を聞いて。

宮本:7月に産経の読者を連れてツアーをしたんですよ。

高城:どこに?

宮本:北海道。新聞記者やって初めてですよ。読者と問題意識を共有出来たんですね。普通の新聞では情報を投げかけるだけじゃないですか?

高城:そうですね。一方通行ですね。

宮本:はい。今回一緒に行って皆さん仰ったのは、そういう話は聞いていたし情報として知っていたけれど、実際に見るとこんなに買われてるんだ!って。その時に新聞記者として問題意識を共有出来たと。これは良かったと思うんです。是非見て頂きたいとみんなに言ってるんです。

高城:僕も行ってきますよ。今日の話聞いて。行ってきたらまたご報告します。

宮本:是非。ドローンで上から見てくださいよ。

高城:ええ、見てみます。

 

ー高城のナレーションー

 

日本は外国人が土地を買う規制やルールがないため、また登記義務もないため、実際どうなっているのかわからないとのこと。

 

もし、朝鮮半島に有事が起きた時、難民が外国資本の土地に押し寄せたら、あっという間に日本の風景は一変する可能性がありそうです。

 

かつて、中国の首相だった李鵬氏は「40年後に日本は無くなる」と発言しました。そのタイムリミットまで、あと20年しかない。チベットと同じようになるとの宮本さんのお話は、大変衝撃的です。

 

かなり広大の土地が、既に海外資本に渡っているという北海道。僕も一度現実を見に北海道に出向いてみるつもりです。勿論ドローンを持って。

 

次回もまた新しい世界を垣間見たいと思います。