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ポッドキャスト版「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」「未来授業」の文字起こしをやっています。「未来授業」は2020年4月分からです。文字起こししてほしいものがあれば、ツイッターのDMに連絡下さい→https://twitter.com/hatake4633

<未来授業>宮沢孝幸さん 第1回「自分は今、感染している」

2020年4月13日配信の「未来授業」です。

www.tfm.co.jp

 

ーナレーションー

今週の講師は、獣医で京都大学ウイルス再生医科科学研究所の宮沢孝幸准教授。

 

新型コロナウイルスの感染爆発を防ぐためには、密閉・密集・密接のいわゆる「3つの密」を避けることが重要とされる中、その後も拡大する感染を前に、宮沢さんがSNSで発信したメッセージが反響を呼んでいます。

 

その言葉が「自分は今、感染している!(無症状で)」「移らんようにするより、移さんこと。」

 

聞き手は、高橋麻里恵さんです。

 

未来授業1時間目、テーマは「自分は今、感染している」。

 

高橋:宮沢さんは、SNSで発信したメッセージが今大変注目されているんですが、ちょっとご紹介をさせていただきますと、こんなことが書かれていて。

 

「まずは意識改革だ。自分はいま無症状でも感染している。誰にも移しちゃいけない。パラダイムシフト。考えをひっくり返せ!移らないように、ではなく移さないことに意識を集中する。それをみんなでやれば、みんなが助かる。」

 

こういった言葉で、非常にわかりやすく、そして強いメッセージ性があるなと思ったんですが、こういったメッセージを発信した思いというのはどういったところだったんでしょうか。

 

宮沢:これはですね、ちょっと思いついたのは、自分が咳をある時期していまして。カミさんに移しちゃいけないな、と思って部屋を別にしたり、ちょっと籠もってたりという行動をしていた時期がありまして。自分が移さないように行動をすれば、ちゃんと行動が出来るっていう風に気がついたんですね。

 

あとは、発症していなくても移してしまう。咳をしていなくても移してしまうということが論文でどんどん出てきましたので、普通の喋りでも大きな声で喋ったり、激しく喋った場合は唾から出るということがわかってきてますから、これは皆さんが感染していない、と思うんじゃなくて、感染していると思って過ごせばと思うんですね。

 

ただ確かにですね、マスクをつける危険性もないわけではないんですね。ちゃんとマスクを取り扱わないと、例えば、そもそも感染していた場合、そのマスクを取り外してその辺には放っておいたら、他の人に移してしまう可能性ありますよね。

 

私の場合は、外して自分の机の横に置きます。そしてエタノールで消毒するっていうことですよね。

 

本当に難しい問題で、エタノールでマスクをしたら防御効果が下がっちゃうんじゃないの?とか、そういうご意見をいただいて、自分なりに考えているんですけれども。確かに透過性っていうのが多少起きるとは思うんですけれども、それよりも唾が飛びにくい、という方の効果はマスクをしていた方があると思うので、私はマスクをした方が良いと思ってます。

 

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宮沢:私は状況証拠というものを重視していて。例えば、首都圏ではマスクをして山手線とか非常に混んだ電車に乗っていて、クラスター発生が起こってないんですよね。ですので、黙って乗ってる分には結構密集していても、感染は起こらないんじゃないかなと思っていて。それは政府の専門家委員の方でも、電車の中でのリスクは低いというような結論を出されています。

 

高橋:たぶん今マスクって本当に品薄で、手元にあと少ししかないんだっていう方もたくさんいらっしゃると思うんですが、そういった方は自分が唾などで移さないという気持ちで再利用して良いという理解で大丈夫ですかね?

 

宮沢:私の意見としてはそれで良いと思います。自分で作ったマスクでもいいから使って、家に帰ったら洗濯機にヒョイと放り込めば。洗濯機でも洗剤ですぐウイルスは死んでしまいますので、エタノールがある場合はエタノールでも良いと思うんですけど、中性洗剤で洗うなりして乾かして何度も使う。もしくは、アイロンという手もありますよね。

 

高橋:じゃあ、煮沸をするかアイロンをかける。熱を加えるということですね。

 

宮沢:そうですね。ウイルス色々あるんですけども、コロナウイルスは熱に弱い。ノロウイルスとかアデノウイルスとか、そういう類は熱にも強くて、55度で何分とかそういうボーダーなんですけど、コロナウイルスはたぶん55度でも1分もあれば良いだろうし、熱湯であれば一瞬でウイルスはいなくなってしまいます。70度でも一瞬だと思います。