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はたけ の日記

ゆっくり生きよう。

本・「人口減少社会という希望」




ジブリの鈴木氏が紹介していたので、読ませていただいた。


吾輩、鈴木氏が紹介する本が面白くなかった本が、いまのところない。
これから鈴木氏には、吾輩の読書人生でお世話になる方かもしれない。
今後とも宜しくお願いいたします。


本作で気になった箇所は、

①人口減少・増加にある時代背景

②江戸末期から明治初期にかけての日本人

③現代の若者のローカル志向





①人口減少・増加にある時代背景
江戸時代後半、人口は3000万人強あたりで推移している。人口は安定しているのである。
それが変化しはじめるのが明治維新以降。
なぜ、変化がはじまるのか。理由は

(1)江戸時代末期に黒船がやってきて、欧米の軍事力を知る。そこから日本が「富国強兵」策をはじめる。

(2)戦後からは「経済成長」を目標として、上昇志向を続ける。


こんな感じかと、吾輩は思う。

その人口増加も2004年12月(人口:1億2784万人)以降から、
減少を続けている。

経済成長の低迷と比例するように、人口増加が止まったことは興味深いデータである。




②江戸末期から明治初期にかけての日本人
この頃に日本にいた外国の方は、一様に「日本人は笑顔に溢れている。時間がゆっくり流れている。幸せそうである」と言っている。今の日本とは真逆なのである。

しかも、仕事は一日4時間。

「勤勉」という印象が強い日本人も当時は一日4時間しか働いてないのである。

アメリカや欧州から「経済成長」という強迫観念を植えつけられた日本は、現在とても慌ただしい国となった。
その日本はかつて、アメリカ人から羨まがれる国だった、というのは何とも皮肉である。「経済成長」というのが疑われる現代となった今、我々は本当に何をしたいのであろう。




③現代の若者のローカル志向
大学を優秀な成績で卒業するような学生が、大手企業ではなく地元の企業に勤める人が増えている、という。そして、より良い社会を望み、それを行動に移す若者が増えてきている、とも。これを読んで吾輩、まだまだである、と感じた。まだ自分には努力が足りない、のである。

また、本書において「ローカル」という言葉が重要なものになっている。
このワードも読みどころのひとつである、と吾輩思う。