鈴木敏夫のジブリ汗まみれを文字起こしするブログ

ポッドキャスト版「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」の文字起こしをやっています。https://twitter.com/hatake4633

ゲスト:阿川佐和子さん、宮崎吾朗さん、親子が不思議で面白い?

2008年7月9日配信の「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol40.mp3

 

ーナレーションー

『ポニョ』が波紋を広げています。

 

押井:あのお母さん、何のためにウチへ帰ったの?

 

鈴木:ウチへ帰ってる?

 

押井:ウチへ帰ってからもう一回ひまわりに戻ってるじゃない?

 

ーナレーションー

試写を観た人から議論が噴出。

 

押井:あれは若い時の宮さんだよね?忙しくて家に帰れないんだって。それでも健気に待ってくれる妻と息子であって欲しかった。あれは吾朗くんでしょ?だって。

 

ーナレーションー

映画『崖の上のポニョ』を巡って、毎日熱い議論が交わされています。

 

鈴木:『インディー・ジョーンズ』観た?

 

押井:うんうん。

 

鈴木:観てない?

 

押井:観てないよ。

 

鈴木:面白かったの。なんでかっていったら、親父と子供。

 

押井:宗介って吾朗くんじゃないの?

 

鈴木:みんなさ、なんで親と子が出てくるの?これ。

 

押井:どういう意味があるんだって訊いてるんだよ。

 

鈴木:宮さんもそうだし押井さんもそうだし。

 

ーナレーションー

そんな中、今夜れんが屋を訪れたのは、小説家を父にもつ一人の女性です。

 

鈴木:やっぱり書くの好きなんですね?

 

阿川:何を?絵をですか?

 

鈴木:文章。

 

阿川:文章?好きじゃないですよ(笑)好きじゃありません。

 

鈴木:やっぱりお父様が作家だったっていうのは大きいんですか?

 

ーナレーションー

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

この番組は、ウォルト・ディズニー・ホームエンターテインメント、読売新聞、“Dream Skyward"JAL、"街のホットステーション"ローソン、アサヒ飲料の提供でお送りします。

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ゲスト:岸本卓さん ポニョ、完成!

2008年7月1日配信の「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol39.mp3

 

ーナレーションー

ポニョが出来あがりました。

 

男性A:すんごい本当に良かったですよ。

 

女性A:どこか知らない国に連れて行ってくれたかのような。

 

男性B:冒頭からずっと泣きっぱなしで。

 

男性C:これは世界中の人が不思議な涙を流す映画だと思います。

 

ーナレーションー

ポニョが出来あがりました。そして、関係者やスタッフへの試写が始まりました。

 

男性D:泣きました。ずっと。

 

男性E:ど迫力。アニメでしか出来ない表現を使った、最高のアニメーション映画が出来上がったと。

 

女性B:もう本当に大好き!っていうのが一番合ってるっていう。ポニョが「好き!」っていうのと同じくらい、こっちも「大好き!」って言いたくなる映画でした。

 

男性F:子供がストレートに感情を表現することって、自分の子供の成長を見ると驚くことがあるんですけど。そういうものとちょっと重なったりするんですよ。

 

女性C:色々想像力が膨らんだりとか、自分が観た時に素直に感動出来るっていうのがすごく嬉しかったです。

 

男性G:僕の後ろ天海(祐希)さんだったで、同じところで笑って同じところで泣いてて。最後観終わった後、顔を見合わせて天海さんすごい感動した顔をされてたんでね。

 

男性H:とても67の親父が作った映画とは思えない。

 

女性D:あんだけ言葉がなくても絵で魅せちゃう力っていうのは、やっぱり凄いなと思いますよね。

 

女の子:面白いからぜひ観てほしいです。

 

ーナレーションー

ジブリのスタッフも全てが繋がった『ポニョ』の完成作品を観るのは、ほとんどの人が初めて。なんだかみんな興奮気味です。

 

『ポニョ』の製作中にディズニーからやってきたこの方も。

 

星野ジブリの社長、星野です!ずっと変わってないんだけど、宮崎さん鈴木さん、生きてるでしょ?高畑さんも元気でいらっしゃるし、吾朗ちゃんもいるし。その生きてる渦の中にいられるっていうのがものすごい感激ですね。

 

鈴木さんも言ってたんですけど、宮崎駿が進化してる。67歳ですよ?いま刻々と変化してる渦の中に自分が巻き込まれてるっていうことに震えを感じるくらい、背筋がゾクッとするぐらいの感覚を持ってますね。

 

ーナレーションー

そんな中、一人の青年が今夜れんが屋にやってきました。そのなんか冴えない風体の青年は、実は、、、

 

鈴木:最近、何してるの?ナヨ。

 

岸本:僕は高畑さんの、、、

 

鈴木:の、何してるの?

 

ーナレーションー

『ポニョ』の生みの親なんです。

 

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

この番組は、ウォルト・ディズニー・ホームエンターテインメント、読売新聞、"Dream Skyward"JAL、“街のホットステーション"ローソン、アサヒ飲料の提供でお送りします。

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救いのない世界に絵を描く? ゲスト:橋口亮輔さん、リリー・フランキーさん

2008年6月17日配信の「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol37.mp3

 

リリー:急にレンガが。

 

鈴木:だからレンガ屋って名前。わかりやすいんです。どうもはじめまして。ジブリの鈴木です。

 

橋口:よろしくお願いします。

 

鈴木:今日はありがとうございます。

 

リリー:使い込んだ雪駄が置いてあると、すぐ鈴木さんのだとわかりますね。

 

鈴木:そうですか(笑)なんかかしこまっちゃって(笑)

 

女性:リリーさん、タバコ吸われますか?

 

リリー:はい。

 

鈴木:あ、そうなんですね。それは嬉しいです。僕はばかばか吸う方なんで。

 

リリー:ラジオをしながらタバコを吸えるのって、一番良いですよね。

 

鈴木:最近、ラジオ局も難しくなっちゃったんですよね?

 

リリー:ほとんどダメなんじゃないんですかね。

 

鈴木:ダメですよね?昔はばかばか吸えたのに。映画を観させていただいて、ありがとうございました。

 

橋口:とんでもないです。コメントをいただきましてありがとうございます。

 

鈴木:僕のコメント、役に立たないだろうなと思って心配だったんです(笑)

 

橋口:凄いなと思いましたよ。

 

鈴木:え?

 

橋口:だって『ポニョ』がもうすぐ公開なのに、人の映画にコメントをくれるなんてと思って。本当にビックリして嬉しかったです。ありがとうございます。

 

ーナレーションー

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

この番組は、ウォルト・ディズニー・ホームエンターテインメント、読売新聞、"Dream Skyward"JAL、“街のホットステーション"ローソン、アサヒ飲料の提供でお送りします。

 

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

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スポンサーシリーズ第5回! 街のホットステーション山崎さんの決意とは ゲスト:山崎文雄さん

2008年5月30日配信の「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol34.mp3

 

鈴木:若い人は知らないかもしれないけれど、中村錦之助の映画でまたたびものっていうんですけど、『関の弥太ッぺ』っていう映画があったんですよ。山下耕作っていう人が監督なんですけどね。その中にこんなセリフがあったんですよ。「この世間っていうのは辛えこと、悲しいことがいっぱいある。だけど、忘れるこったあ。忘れて日が暮れりゃ明日が来る」って。これ、結構ジーンとくるセリフなんですよ。というのか生きる知恵ですよね。

 

ーナレーションー

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

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久石譲さん 宮崎アニメと25年! 久石譲が語るジブリのうた!

2008年4月29日配信の「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol30.mp3

 

依田:初めて会った宮崎さんの印象ってあったりしますかね?

依田→依田謙一さん。当時、読売新聞の社員だった方です)

 

久石:いやーこれがね、全然ドラマチックじゃないからね。阿佐ヶ谷のところでしたね。

 

鈴木:そうです。阿佐ヶ谷です。

 

久石:それでね、壁にいっぱい絵コンテが貼ってあって。

 

依田:『ナウシカ』の時ですよね?

 

久石:そうそうそう。そうしたら、宮崎さんがいらして、いきなり「これは腐海といって」とか「これは王蟲で」とか、ワーっと説明をされた時にね、「あれ?この人誰だろう」って思ってね(笑)

 

鈴木:(笑)

 

ーナレーションー

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

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ポニョの声優第一弾発表! ゲスト:矢野顕子さん

2008年4月8日配信の「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol27.mp3

 

ーナレーションー

東京都のラジオネーム・姫さんからのメールです。

 

こんばんは。私は高校3年の女子高生です。ジブリ汗まみれ終わってしまうのは本当ですか?毎週とっても楽しみにしてきました。様々な人の様々な考え方をこの番組を通して知りました。終わってしまうのがとても残念です。出来れば終わって欲しくないのですが、終わってもCD発売されれば、絶対絶対に買います。

 

あの姫さん。すっかり終わった気になってますけど、ごめんね。

 

ジブリ汗まみれ何気なく続きます。しかもスポンサー増えてます。

 

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

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漫画家の浦沢直樹さんがれんが屋に! ゲスト:浦沢直樹さん

2008年9月4日配信の「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol48.mp3

 

ーナレーションー

子供の頃、夏休みの最後の日に何をしていたか、覚えていますか?

 

男性A:理由なく寂しい思いをしましたね。なんか一つのものが終わったりというか、楽しいことが過ぎ去っていくという、そういう寂しさですよね。

 

女性A:宿題に追われてました。最初に遊び過ぎちゃって、最後の方は宿題ばっかりやってましたね。あと一週間あったら、宿題もっと楽に出来たのになーみたいな。

 

女性B:寂しい感じです。まだ夏が終わって欲しくないなって思います。宿題に関しては一切やらなかったです。

 

ーナレーションー

そんな夏休み最後の日、れんが屋を訪れたのはあの『20世紀少年』の浦沢直樹さんです。

 

浦沢:結構、自分の自叙伝みたいなところがある話なんで、ちょっと人にお任せすると、自叙伝人にお任せするのも変な話だと。

 

ーナレーションー

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

今夜は、夏休みスペシャルの第4弾。いよいよ映画『20世紀少年』の公開が始まった浦沢直樹さんとの終わらない夏休み対談、お届けします。

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