ーナレーションー
『ポニョ』が波紋を広げています。
押井:あのお母さん、何のためにウチへ帰ったの?
鈴木:ウチへ帰ってる?
押井:ウチへ帰ってからもう一回ひまわりに戻ってるじゃない?
ーナレーションー
試写を観た人から議論が噴出。
押井:あれは若い時の宮さんだよね?忙しくて家に帰れないんだって。それでも健気に待ってくれる妻と息子であって欲しかった。あれは吾朗くんでしょ?だって。
ーナレーションー
映画『崖の上のポニョ』を巡って、毎日熱い議論が交わされています。
鈴木:『インディー・ジョーンズ』観た?
押井:うんうん。
鈴木:観てない?
押井:観てないよ。
鈴木:面白かったの。なんでかっていったら、親父と子供。
押井:宗介って吾朗くんじゃないの?
鈴木:みんなさ、なんで親と子が出てくるの?これ。
押井:どういう意味があるんだって訊いてるんだよ。
鈴木:宮さんもそうだし押井さんもそうだし。
ーナレーションー
そんな中、今夜れんが屋を訪れたのは、小説家を父にもつ一人の女性です。
鈴木:やっぱり書くの好きなんですね?
阿川:何を?絵をですか?
鈴木:文章。
阿川:文章?好きじゃないですよ(笑)好きじゃありません。
鈴木:やっぱりお父様が作家だったっていうのは大きいんですか?
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