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ポッドキャスト版「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」「未来授業」の文字起こしをやっています。「未来授業」は2020年4月分からです。文字起こししてほしいものがあれば、ツイッターのDMに連絡下さい→https://twitter.com/hatake4633

高城未来ラジオ第四十七回:一流の鍵ー竹下雄真さん/デポルターレクラブ代表 パーソナルトレーナー(後編)

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ラジオの内容はもちろん、ラジオには収録されていないディープな内容も収録されているので、ご興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか?

ー高城のナレーションー
 
今回は番組初の公開収録後半です。場所は広尾にあるコートヤードで開催されました、デポルターレクラブ7周年の会場からお届けします。

ゲストは、パーソナルトレーナーの竹下雄真さん。

いったい、筋肉だけでなく内臓でも腸に着目したのでしょうか?

そして、トップアスリートの腸内細菌の秘密は果たしてあるのでしょうか?


高城:最近、「ビジネスアスリートのための腸コンディショニング」っていう本を出されましたが、いよいよ身体だけでなく食事だけでなくライフスタイルだけでなく、もっとピンポイントで腸のコンディションがどうなっているかということを、随分お書きになって面白いと思ったんですが、やっぱり腸というのは身体を作っていく上で重要なポイントということなのでしょうか?
竹下︰そうですね。なんで腸に着目したのかというと、色んなトップアスリートを見せていただいた中で何で五万人入ってるのにちゃんとパフォーマンスを発揮出来るのか、平常心でいられるのか、その秘密があるんじゃないかと思って、勉強している中でその鍵が腸にあるんじゃないかと見つけて、いま腸内細菌の検査でヒトゲノムの遺伝子が次世代のシーケンサーでわかるようになったんで、十何人分の選手のサンプルをとったんです。そうすると結果的におしなべて多様性が高かったり、、
高城:腸の細菌多様性が高い。いい選手であれば?
竹下︰はい。あとは総数も凄く多いし、バランスもよく、それが実証されました。誰一人悪い人はいませんでした。
高城:なるほど。例えば五年ぐらい前からマインドフルネスといわれていて、脳を活性化するために一回休めたり、ということが世界的に広まって。こちらでもヨガをやったりご一緒に瞑想のセッションを研究しています。そして、いよいよ次は自分ではコントロール出来ない第二の脳といわれる腸。ここには細菌がいっぱいいるわけですよね?細菌たちの力が随分強いっていうことがわかってきてます。日本でも古い言葉で「腹を決める」とかいうわけで、頭で物事を決めずに、腹で決めますよね?次にこの球が来る!って腹で決めてることもありますよね?それを具体的に科学的データで論証してるわけです。その後ろにはテクノロジーがあって次世代シーケンサーというのが、腸の中がどうなっているのかわかるようになってます。そしておっしゃるように、いい選手は多様性があって菌の数が多い。ということは、悪い選手に良い菌をいっぱい入れたら、良くなるんですか?
竹下︰そういったことも、もしかしたらあるかもしれないです。
高城:細菌そのものを飲むことも可能ですか?
竹下︰いろんなサプリメントもあります。
高城:最近、乳酸菌とかいっぱい出てますよね?
竹下︰はい。あとは便移植といって良い細菌を持ってる方の便を食塩水について溶かして、大腸に直接噴射するという、、
高城:ということは、トップアスリートの細菌を引き抜いて、入れればグッと来るかもしれないということですか?
竹下︰そうですね。あとは凄くスレンダーなモデルさんの便を移植すると、もしかしたらスレンダーになるような細菌を定着出来るかもしれない。
高城:最近、痩せ菌っていわれている菌が発見されて、それを持っていれば太りづらいっていうのもありますから、例えばダイエットするときに今までだと食べ物をどれだけ制限しなきゃいけないとかありましたが、そうではなくて痩せてる素敵な方の便を移植すれば痩せ菌が定着して痩せるかもしれない?
竹下︰はい。
高城:それだいぶ面白いですよね。
竹下︰そうですね。だから便がいずれ高額で売られる時代ももしかしたら来るかもしれないですね。
高城:こちらで販売予定あるんですか?
竹下︰ちょっと興味ありますよね。
高城:次世代のアスリートは、世界で活躍していくしか道はないように思います。野球もサッカーもみんなそうだと思いますが、彼らに対して一番するアドバイスってどういうものでしょうか?
竹下︰今日の話じゃないですけど、高城さんがおっしゃったような新しいテクノロジーと昔からある伝統的な方法。ここの融合。ここの真ん中に選手であればパフォーマンスを上げる答えがあると思うし、僕らみたいな一般の人にはそこに健康の答えがあるんじゃないかなと思っています。
高城:これからご自身の野望とはいいませんが、こんなことしてみたいとかありますでしょうか?夜な夜な西麻布で飲んだくれたいでもいいですが。
竹下︰(笑)新しいことをドンドン取り入れながら伝統的なことも学んで、選手だけじゃなくて選手が得たものを一般の人にも降ろしていければ、その方たちは健康になられると思うので。
高城:そうですね。トップアスリートで学んだ技をもう少しフォーマル化すればいいですね。今日は多くの形がいらっしゃってるので、せっかくなのでご質問を承りたいと思っているんてすが、僕でも構いませんし竹下さんでも構いませんので、何かご質問ある方いらっしゃいましたら挙手いただけますか?はい、どうぞ。
質問者:お二人に質問なんですけども、パーソナルトレーナーに興味あるんですけど、どういった人を求めていますか? 
竹下︰ウチのスタッフは昔から遊んでいた奴だったりとか、友達になれるかどうかっていうのを大事にしています。その友達がどういう人かとか、ご家族も含めてそういったところを見ます。昔からの友達がいない奴って信用できないと思っています(笑)
高城:よろしいでしょうか?
質問者:はい。ありがとうございます。
高城:ほかに何か質問ございますでしょうか?あ、女性の方。手を挙げてらっしゃった。
質問者:主に高城さんに質問なんですけど、健康に関して、いま一日15時間くらいご飯食べないであえて断食みたいな、そういうやり方が良いっていうのがあるじゃないですか?
高城:ありますね。
質問者:あれに関してはどう思われますか?
高城:僕は人によると思います。僕は何年か前に随分胃がおかしいなと思ったら、ピロリ菌だったんですね。ピロリ菌を除去しましたが、ピロリ菌に感染するのは先進国で日本がダントツに高いんです。井戸水とか飲んでる人いないのに。なぜか。やっとわかったのは日本人特有の遺伝子なんです。スニップ上に問題があって大きく3つあります。一つはMTHFRっていうんです。それに問題があると、ピロリ菌に感染しやすいんです、日本人は。そういう人たちは本来的には空腹時間を長くすべきじゃないかもしれません。だから遺伝子をみて一番直近のメチレーションをみれば、どういう食事方法を摂ればいいのか、どういうライフスタイルをしたらいいのか、がわかると思います。それがわかったのはこの2、3年ですね。やっとそういう時代に僕らは来たと思っています。よろしいですか?
質問者:はい。
高城:他に何かございますか?じゃあ最後部の方。
質問者:スポーツ選手を含めまして、普通に働いてる人が腰痛とかありますけど、痛みに対してスポーツ選手のケアはどういう風にされてるのかなと。
竹下︰僕は痛み緩和するような施術って出来ないんで、信頼してる鍼灸師の人間がいるので、そこの人に診てもらう。そこでも難しい場合は外来の信頼してる先生に診てもらったり。基本的に僕は診ることは出来ないんで、信頼してる人にまかせています。
高城:じゃあ僕から。ひょっとしたらご自身が腰痛持ちなのかもしれませんが、怪我とか腰痛の前に何故腰痛になったっていうことが重要なんです。僕は何故そういうことになったかということをご自身がわかってるかどうかってことですね。ひょっとしたら運動のし過ぎ。緊張がずっとある。メンタルの問題かもしれない。例えば、腰痛の方のほとんどは頭から来てる方が多くて、起立筋が後ろにずっと引っ張っていて、ストレスが頭を引っ張っているために起立筋が緊張していて腰痛に出ることってよくあるんです。そのためには腰方形筋をほぐしてから、ストレスを解消しなければいけない。両方をケアしなければいけません。何でストレスかかってるかって考えなきゃいけないんです。例えば日常的に上司に凄いものを言われている。忙しい。いろいろあります。自分でストレスを緩和しながら筋肉をほぐしていかなきゃいけない。同時にやらなきゃいけないんです。腰痛の大半の問題は腰じゃありません。別のところから来ていて、現代人の場合はほとんどメンタル的なところからの発生だと僕は思っているんです。睡眠は特に気をつけていただきたいと思っていて、寝てるときに何が起きているかを自分じゃ絶対わからないですよね?起きてるときって嫌なことってわかるんですけど、寝てるときはわからないですよ。寝てるときどうなっているかっていうのを一回調べてみるといいです。簡単なのは、アプリで寝言何言ってるかわかるんです。睡眠がどうなっているかっていうがわかります。100円位で買えると思うので。そうすると夜中自分が何言ってるか、寝相がどうなっているか、深く寝られてるかとかわかるんてす。寝られないと、それは必ずストレスや背中や腰にかかっています。それが腰痛の原因になっていることがあって、何で寝られていいないか。今度はそれを探らなきゃいけない。僕はほとんど夜にリカバリー出来るのが人間の本来持ってるものだと思うんで、リカバリー出来てないと身体に出るんですよね。だから腰痛は腰が原因ではなくて別のもの。ストレスだったり寝られてなかったり必ずあります。それをご自身で研究してみるのがいいと思います。はい、ありがとうございました。ということで、あっという間に時間になってしまってですね、この後いろいろ会場内にプログラムがあると思いますが、今日はほとんど一般の方だと思います。健康をお考えの方もいますし、ひょっとしたらこれを機に身体を鍛えたいと思ってる方いらっしゃると思います。何かアドバイスを最後にいただきたいと思ってます。
竹下︰やりたいと思ったときにやることが大事で。
高城:なるほど。今やれと?
竹下︰そうですね。プロのトレーナーがちゃんとしたスクワットの仕方を指導してくれるので。さっき話にもあった清宮幸太郎がスランプのとき、僕ずっとやらしてたんですよ。そこから調子が上がってきて。足って一番大きな筋肉で、人間でいうコアなところなので、そこを常に鍛えるっていうのは割と早くやることです。どうしてもやろうと思っても続けることが大変なので。
高城:そこが非常に重要で、挫折すると思うんです。ダイエットでもトレーニングでも。これどうやって持続したらいいんですか?
竹下︰いきなり凄く大変なトレーニングを一時間二時間やるってことではなくて、一分間くらいのスクワットでもいいので、それを習慣形成していく。
高城:無理するなってことですね?
竹下︰そうですね。習慣形成するのに66日間かかると言われていて。
高城:そうすると習慣になるんですか?
竹下︰はい。毎日一分間スクワットしているだけでも大きく変わっていくと思いますね。
高城:なるほど。厳しい宿題出ました。66日間毎日一分間スクワット。非常に大変な宿題が出たと思いますが、僕はやろうと決めたことに対して自分に正直にドンドンやっていくってことだと思うんですね。一分間とはいいませんよ。10秒でいいです。5秒でもいいかもしれない。5秒スクワットだったら絶対に出来ます。で、10秒にする20秒にする。ちょっとずつでいいと思います。もちろん竹下さんみたいなプロは一分は短いですが、僕らにとって一分って長いんですよね。だから5秒10秒でもいいですか?ってきいてみるような交渉力も時には重要だと思うので、是非交渉してみて下さい。竹下さん、今日はありがとうございました。
竹下︰ありがとうございました。

ー高城のナレーションー


今回も、番組初の公開収録の模様をお届けしました。

一流のアスリートの秘密の鍵は、実は腸にあるんじゃないかとお考えの竹下さん。実際選手の腸の細菌を調べると、多様性があり菌の数が多く、バランスが良くて誰一人として悪い人がいなかったとのお話は、大変興味深いものです。

その上、トップアスリートの菌を移植すると、身体が変わる可能性があるとのこと。便がやがて高額で売られる時代が来るかもしれないとのお話は、とても面白いですよね。

少し前までは考えられなかったことが、新しい常識になる時代。長年変わらないと言われていたボディーワークも、この先数年で大きく変わる予感がします。

次回もまた新しい世界を垣間見たいと思います。