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ポッドキャスト版「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」「未来授業」の文字起こしをやっています。「未来授業」は2020年4月分からです。文字起こししてほしいものがあれば、ツイッターのDMに連絡下さい→https://twitter.com/hatake4633

〈未来授業〉寒川一 第一回「ライトは複数のタイプを組み合わせていく」

2020年1月20日配信の「未来授業」です。

ライトは複数のタイプを組み合わせていく | 未来授業 | これからの時代を生き抜くヒントを学ぶ特別授業

 

ー ナレーションー

 今週の講師は、アウトドアライフアドバイザーの寒川一さん。三浦半島を拠点に「焚火カフェ」など独自のアウトドアサービスを展開。「飲み水と食料の確保」「火起こし」などキャンプを楽しみながら、災害時のサバイバル能力を育てる『防災キャンプ』を提唱しています。

 

昨年の台風15号と19号では、寒川さん自身も防災用品を改めて見直すきっかけになったと言います。そこで今週は、昨今増加する自然災害にむけて知っておきたいアウトドア用品やスキルを紹介します。

 

未来授業一時間目、テーマは「ライトは複数のタイプを組み合わせていく」。

 

 寒川:僕がいま住んでいるところは三浦半島なんですけど、海からすごく近いんですけど、台風15号のときは直撃っていう形で台風の目が自宅の上を通っていったんですね。通過するときから停電が始まって、二日半くらい停電しました。二日続いたときは気持ちが段々落ち込んでいくというか、また暗い夜がやってくるみたいな。

 

僕普段はアウトドア用品でヘッドライトは必需品だと言っています。行動するのに一人一個あると、両手が空くという意味ではヘッドライトって非常に有用なんですけど、二日目もヘッドライトの明かりで食事をとることが、非常に悲しくなったんですね。暗いヘッドライトの中でみんなが細い明かりの中で食事をとるというのは良くないな、と。

 

家の中にある充電型の照明器具を色々出して、昼間は太陽が燦々と照っていたので昼間に充電すればいいやと思って、いくつも電気をつけてなるべく明るくして。 

 

そのときに、今まで停電防災に備えて明かりを用意しましょう、っていうのがあったんですけど、人ってそれだけじゃダメなんだなって。最低限見えればいいではなくて、心が少しでも和らいだり、豊かになる。要は日常生活を失っているわけですよね。それだけでちょっとした気分が滅入ってるところがあるわけで、それを持って真っ暗な夜を迎えるということが、人によって次の日の活動の原動力にも繋がっていくんじゃないかなという風に思ったんです。

 

懐中電灯だと乾電池になるんですけど、もちろんそういうものもあっていいと思うんですけど、太陽光によってソーラーである程度回復出来るようなもの、いま手元にあるものが減っていくっていう感覚は節電節約に繋がるんですけど、かえって最低限のことしか出来なっていくんです。気持ちがどんどん追い込まれていく。あと電池が二本しかない、みたいな感じで。

 

太陽光だと明日晴れたら、またチャージ出来るっていうのがあるから使えるんですよね。それを組み合わせた方がいいと思うんです。一個のものに頼らないっていうか。二つ三つを上手く組み合わせていくっていうことですね。天気はわからないですから。

 

皆さん防災用品って買われたりしますけど、本当にそれでカバー出来るのかなっていうことを、今回リアルに考えました。

 

ーナレーションー

そして普段暮らしている家の周りの自然環境を把握していくことが、命を守る大事な視点だといいます。

 

寒川:二回目の台風のときは、史上かつてない気圧がめちゃくちゃ低い915hpa。生まれた場所とほぼ同等の数字で前回とほぼ同じコースでやってくるっていうことで、皆さん恐々としてもう家が無くなると僕も思いましたからね。今回は家にいちゃダメだっていう風に判断して、家族で安全な場所に避難したんですね。

 

海のことだけじゃないですよね。僕の住んでるところの裏は山で、川も流れてるんですけど、例えば、川の水がどんどん溢れるようになってきたり、山が土砂崩れになったらどうなるんだろうと、とか前から来るか後ろから来るか全くわからない。

 

なので、考えうる全てのことを考えて、想像力を働かせる。普段暮らしている自然環境はちゃんと把握しておくってことですね。当たり前のことかもしれないけれど、今回はその当たり前のことを学んだって感じがしましたね。