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ポッドキャスト版「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」「未来授業」の文字起こしをやっています。「未来授業」は2020年4月分からです。文字起こししてほしいものがあれば、ツイッターのDMに連絡下さい→https://twitter.com/hatake4633

<未来授業>小林邦宏 第一回「多様化したアフリカの"今"」

2020年1月27日配信の未来授業です。

多様化したアフリカの“今” | 未来授業 | これからの時代を生き抜くヒントを学ぶ特別授業

 

ーナレーションー

今週の講師は、「世界の花屋」のチーフアドバイザーでフリーランス商社マンの小林邦宏さん。

 

東京大学を卒業後、大手総合商社に入社するも、世界を旅しながら仕事をするという夢があきらめきれず28歳で商社を起業。アジアを中心にプラスチック、水産物などのビジネスをはじめます。

 

そんな中で出会ったのが、ある展示会で偶然見かけたケニアの薔薇。ヨーロッパでは世界トップクラスなのに、日本では評価の低いリーズナブルな薔薇しか輸入されていないという認識のギャップにビジネスチャンスを見出し、以来ケニアとのビジネスを発展させてきました。

 

2050年には4人に1人がアフリカ人という時代が来ると言われ、経済成長と市場拡大が予想されるアフリカ。アフリカにはどんな国民性があるのでしょうか。

 

未来授業一時間目、テーマは「多様化したアフリカの"今"」

 

小林:今まで私100カ国近く回ってきたんですけど、一番印象的な文化の違いを感じるのは、やはりアフリカ大陸でして。特に西アフリカと東アフリカというので決定的に違ったんですよね。

 

僕自身のアフリカでのビジネスのキャリアは、最初は西アフリカのセネガルという国からスタートしたんですけれども、他にはモーリタニアとかいくつかの西アフリカの国があるんですが、わかりやすく言うと、明日のことは明日になんないとわからないのが西アフリカなんですよね。

 

でも東アフリカって、ケニアウガンダタンザニアとかいくつか国あるんですけど東アフリカ行ってみると、一週間後のことがわかるんですよね。これには僕非常に衝撃を受けまして。一人ケニア人なんですけど現地で僕の専属運転士みたいなことをやってもらってる男性がいるんですけど、ケニアの首都のナイロビというところにいて、渋滞にハマったんですね。僕もナイロビは多少土地勘あるんで、「こう行ってこう行ってよ」って運転士に指示したら、運転士に言われたのを日本語に例えると「急がば回れだ」と言うんですね。要するに安易な道は決して良い結果が待ったないよ、と。それではなくて、キチンとやるべきことを積み重なって、初めて良い結果が得られる、というようなニュアンスで彼は使ったと思うんですけど。それぐらいアフリカと一言で言っても、文化の違いって大きいと思うんですよね。この辺は僕も現地に行って、非常に衝撃を受けた思い出ですね。

 

必ずしも僕の見方が正しいかはわからないんでご容赦願いたいんですけども、旧フランス植民地が西アフリカに主にあるんですけど、ここは比較的資源が豊富なんですよね。かたや旧イギリス系の植民地が多かった東アフリカはどうかというと、残念ながら資源に適した国はないというのが事実でして。

 

そんな中でイギリスが歴史的に政策的に取り組んだのが、まず教育を通じて国民の基盤、ビジネスの基盤を作っていこう、というのがイギリス植民化政策の一つの柱じゃないかなと思うんですけども。

 

これがやっぱり何十年経って、いま大きな違いとして溢れてるというように見てます。どっちが良い悪いの世界じゃないです。どっちと一つの文化としてリスペクトした方が良いと思ってるんですけども、それぐらい違いが極端にあるという形です。

 

私もそれこそ年に10回近くアフリカ大陸に来てる形になるんですけど、既に大いなるビジネスチャンスがあるんじゃないかなという風に思ってます。

 

最近、新聞報道とかでも「カエル飛び」なんて言葉があったりして、アフリカ初のベンチャービジネス企業なんていうのも話題に上ってたりするんですけど、例えば一つ例を出すと、ケニアの山奥の方に一つ全寮制の学校があるんですけど、ここは実はヨーロッパとか中東のお金持ちが大挙してケニアに教育を求めて来てるんですよ。実際そういう教育基盤があるからこそ、もう既にそんなカエル飛びのベンチャー企業が生まれてたりとか、僕も現地で色々ビジネスを仕掛けようとする中で、ケニアの有名な芸能人の方も何人か面識があるんですけど、彼ら当たり前のようにFacebookとかInstagramとかYouTubeを使いこなして、いわゆる日本でいうインフルエンサービジネスを仕掛けたいるんですね。彼らも色んなスポンサーが実は付いて、チョコチョコInstagramとかFacebookに自分のスポンサーの商品とかサービスをアップしながら、そこで広告収入を得ている。しかも一番衝撃的なのは、これらが全部英語ではなくてスワヒリ語で行われているのはというのが衝撃的なんですけれども。

 

でもこれが実際の今アフリカのリアルだと思ってるんですよ。決して貧しいアフリカというを否定するわけではないんですけど、それもそれで一つのケニア、アフリカの見方だと思うんですけど、多様化しているアフリカをキチンと理解することは重要だと思うんですよね。そういったアフリカがあるということも認識いただいた方が皆さんにもきっと有用じゃないかなと風には思ってます。