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ポッドキャスト版「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」「未来授業」の文字起こしをやっています。「未来授業」は2020年4月分からです。文字起こししてほしいものがあれば、ツイッターのDMに連絡下さい→https://twitter.com/hatake4633

<未来授業>小林邦宏 第三回「リスペクトできる人としかビジネスをしない」

2020年1月29日配信の「未来授業」です。

リスペクトできる人としかビジネスをしない | 未来授業 | これからの時代を生き抜くヒントを学ぶ特別授業

 

ーナレーションー

今週の講師は、「世界の花屋」のチーフバイヤーでフリーランス商社マンの小林邦宏さん。東京大学を卒業後、大手総合商社に入社するも、世界を旅しながら仕事をするという夢があきらめきれず、28歳で商社を起業。アジアを中心にプラスチック、雲丹や貝などの水産物、薔薇などの切り花、美容オイルなどを取り扱うビジネスを展開してきました。

 

小林さんがビジネスで扱う商品のカテゴリーに規則性はあまりありません。しかし、多くのビジネスが人との繋がりの中から生まれてきたという基盤の上に成り立っています。

 

未来授業三時間目、テーマは「リスペクトできる人しかビジネスをしない」。

 

 小林:僕もお客様に伝えているんですけど、僕個人としてはリスペクト出来ない人とは仕事はしない、というのは僕のポリシーです。はっきり言って。

 

これは別に海外だけでなくて日本もそうなんですけど、ビジネスチャンスって無数にあると思うんですよね。その時に無理して自分を妥協してストレス抱えて仕事をするよりは、キチンとお客様しかり仕入れ元しかり、色んなステイクスホルダーと呼ばれる皆さん、尊敬出来る人がいた方がより自分自身も前向きな気持ちで仕事が出来ると思うんですよね。

 

やっぱりストレスというのは、下手したら健康にも害しかねないですし、排除しなきゃいけない重要な要素だと思うんですよね。はっきりいってそのせいで失ったものっていうのも結構大きいんですけども、それでも中長期的な観点でいうと、なるべく自分自身をストレスフリーな環境に置きたいと思いながら旅をして仕事をしていると。

 

もし、そんなこと大手企業で言ったら、「お前の担当なのに何言ってるんだよ」で一言ですぐ終わってしまう話だと思うんですけど、幸か不幸か中小企業でやってるので、ある程度自分で好きなことを選べる立場にあるから、そういうことを言えるのかもしれないですけども。

 

でも逆に言うと、それが一つ個人だったり中小企業でビジネスをする特権だと僕は思ってますね。

 

かなり露骨にやりますね。例えば、いま非常に素晴らしい商品を作ってるけど、経営者がそんなに尊敬出来ない会社があります。で、もう一つは商品はまあまあだけど、経営者は人間的に尊敬出来ると。じゃあ僕だったらどっちを選ぶかというと、おそらく後者を選びます。それはなんでかというと、商品のレベルはいくらでも後で変えられるんですけど、中々社長さんの人格を変えるっていうのは難しいですよ。やっぱり皆さん少なからず自分のやり方に自信を持ってると思うんで。

 

という観点でいうと、僕もそういう意味では経営者でもあるんで、自分と波長の合った人を選ぶと。その上で商品はいくらでも根気強くやっていけば、変える要素は多いと思うんで。ですので、まずは人を見るというところから全ては始まるんではないかなと思ってます。

 

ーナレーションー

ビジネスパートナーの人格や人脈を第一にビジネス発展させてきた小林さんは、インターネットを通じて得た情報がそのままビジネスに繋がることは「個人的な経験としては皆無」だといいます。

 

ビジネスチャンスはネット上には転がってはなく、またネットが普及したからこそ、リアルなコミュニケーションを最重視する手法が逆にニッチになり、競争力を発揮出来るようになった、と言います。

 

小林:今って僕自身も色んなソーシャルメディアやってますけれども、ソーシャルメディアの発展で、その場にいてある程度出来ちゃうっていうのは事実は事実だと思うんですよね。

 

ただ、矛盾しているように聞こえるかもしれないんですけども、ソーシャルメディアの発展が結果としては、僕自身みたいな現地は行くタイプのビジネスマンにとっては、ビジネスチャンスになってるんじゃないかなって思ってまして。

 

それはどういうことかというと、最終的なところとか、ある程度感情的なところとか、こういうのは中々メールでは超えられないんですよね。会って月並みですけど、飲みニケーションとかもあるかもしれないですし。やっぱりキチンとFace to Faceで向き合って、お互いの悩みを曝け出すことによって、初めて深い関係というのが作れるんじゃないかなと思ってます。

 

これはアジアがどうとか欧米がどうとかではなくて、世界共通じゃないかなと。僕自身の経験だとそういう風には思うんですけど。実際は相手は人間なんで、状況によって変わるんですよね。

 

例えば、順調に行ってるときもあれば、プライベートで問題が起きて、それが経営者の判断にも影響が及ぼすことってあるんですよね。ということもあれば、最初の頃は良かったけれど、ある程度お金持ってきたら、急に立場が変わった、とか、急に考え方が変わった、とかそれは人間なんで当たり前といえば当たり前の話なんですけど、そういうことが世界中にあるんですよね。

 

ですので、インターネットが進展した今だからこそ、人間対人間で向き合うことの大切さ、現地へも行ってですね、それは一言で「現場主義」っていうことになるのかなと思うんですけども、これがとても大切な時代になってきてると感じてます。