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ポッドキャスト版「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」「未来授業」の文字起こしをやっています。「未来授業」は2020年4月分からです。文字起こししてほしいものがあれば、ツイッターのDMに連絡下さい→https://twitter.com/hatake4633

<未来授業>小林邦宏 第四回「月に一度、地球を一周する生き方」

2020年1月30日配信の「未来授業」です。

月に一度、地球を一周する生き方 | 未来授業 | これからの時代を生き抜くヒントを学ぶ特別授業

 

ーナレーションー

「世界の花屋」のチーフバイヤーでフリーランス商社マンの小林邦宏さんが、これまでに訪れた国はその数100カ国あまり。作ったビジネスは50カ国以上。現在でも月に一度は地球を一周しています。

 

ソーシャルメディアがビジネスを加速してくれている一方、ネットが普及したからこそリアルなコミュニケーションを最重視する手法が逆にニッチになり、競争力を発揮できるようになったと小林さんは言います。

 

では、現地に行くビジネスマンにとって、実際にどんなことがビジネスチャンスへと繋がっているのでしょうか。

 

未来授業四時間目、テーマは「月に一度、地球を一周する生き方」。

 

 小林:今一番僕自身が世界中に行ってて皆さんから感じる悩みは、世界中のビジネスの変化にどう対応していこうか、というのが一番伺う悩みですね。

 

当然日本でも、未来が変化する中で、変化していかないといけない、変化していかないといけない、という意識、危機感を持っている方というのが少なからずいらっしゃると思うんですけど、僕の経験でいえば、それは日本だけではないんですね。世界中でみんな同じことを思っているんですよ。

 

特にいわゆる一次産業に近い方ほど、そういう悩みを抱えていることは多いです。水産業に従事されている方だと、気候環境が変わって、本当に水産業でいいんだろうか、と。陸の方が良いんじゃないか海より、なんていう風に思われたりとか。

 

一つ例を挙げると、美容オイルのブランドで「精油とわたし」というものを展開しているんですけども、これのスタートなんかも一つ良い事例なんですけど、元々僕ブルガリアという東欧の国でですね水産業を手掛けていて、それは今もそうなんですけど、ブルガリア水産業のパートナーから「小林さん、僕ら海だけじゃなくて陸でも仕事したい」と。それでとある植物のオイルを作りたい、という風に言われたんですね。

 

一方でニュージーランドでもお花関係のお仕事があるんですけど、ニュージーランドのある農家さんが「お花だけじゃなくて、商用のマヌカハニの畑を作って、そこでオイルを作りたい」って言い出したんですよね。

 

これ本当に偶然なんですけど、ニュージーランドブルガリアで、しかも異業種からオイルの相談を受けて、その時初めて美容オイルというのが中々面白いかもしれない、と。それで結果として、「精油とわたし」というブランドが生まれたんですけど。

 

これは現地の人脈とか現地で情報を集めて、これらがたまたま組み合わさって出来たといっても過言ではないんですけども。それぐらい人と人を繋ぐとですね、思わぬところで思わぬビジネスが生まれる、と。

 

僕が世界中出張してるのは、もちろん自分のビジネスというのもあるんですけど、言ってみれば世界中で色んな人に会うとですね、色んな人のお悩みを聞くのが僕の仕事かな、と思ったりもするんですけど。

 

例えば、「父がそろそろリタイアするんだけど、僕はどんな方向へ行けばいいかな?」とかですね。もしくは「実はこんなビジネスをやりたいんだけど、自分の国の銀行からはお金を貸してもらえない。どうやって資金収集をやればいいかな?」と。

 

そうすると例えば、「僕が知っているビジネスマンと繋げるよ」といったこともあったり、「もし君が新しい世代でこういうことをやりたいなら、今海外だとこういう事例があるから、こういうことをやってみたら?」というような一種のコンサルティングですよね。現地へ行って、Face to Faceだからこそ向こうが正直に打ち明けてくれる、そんな悩みをですね聞いて回ってる、と。それが結果として、そこから何相当段階もあるんですけど、ビジネスというところになるのかなと思いますね。

 

ーナレーションー

現地へ赴いて悩みを聞くことが、次のビジネスへと繋がっていく、という小林さんから若い世代へのメッセージです。

 

小林:私が一つ若い方に申し上げるのはですね、ぜひ外へ出て下さい、ということですね、

 

この一週間、色んなビジネス、こんな風に考えてやってきたと申し上げたんですけども、ちょっとパッと思いついてパッと成功する人なんて、中々いないんで。やっぱり皆さん外へ出て、色んな経験をして色んな試行錯誤があって、その最終形として皆さん納得出来るビジネスというのを作られてると思うんですよね。

 

でも、活動の最初はどこかというと、まず外に出るところから始まるんじゃないかな、という風に思うんで、まずは足を運んで現地の空気とか現地で何が起きてるか、ぜひ感じてもらえると嬉しいなと思います、

 

実際、海外のしかもかなりマニアックなエリアに行かれたら感じると思うんですけど、これは皆さん自信を持っていいところだと思うんですけど、どこ行っても日本人の「足音」ってあるんですよね。これは僕自身が旅をしてて本当に思います。色んな僻地の取引先の自宅は行ったら、日本人のご老人と一緒に収まっている写真があってですね、「30年前この人が僕に色々教えてくれた」みたいな話が実際よくあるんですよね。それを見ててですね、やっぱり日本人というのも捨てたもんじゃないな、大したもんだな、と。そんな先達の努力の結果として、世界中には知られてる国知られてない国含めて、皆さん日本に良いイメージ持ってる方多いですよ。実際問題として。

 

そんな世界中の声をですね、ぜひ一人一人の力を持ってですね、一つ一つ小さなことでもビジネスじゃなくてもいいんですけど始めていくと、それがまた世界中で日本のファンが増えるというところに繋がっていくんじゃないかな、という風に思ってるので。時として僕のライバルになる人も現れると思うんですけども、そんな若い人がたくさん出てくると、僕も嬉しいなと思ってます。