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ポッドキャスト版「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」「未来授業」の文字起こしをやっています。「未来授業」は2020年4月分からです。文字起こししてほしいものがあれば、ツイッターのDMに連絡下さい→https://twitter.com/hatake4633

<未来授業>Z世代ビジネス会議 仕事編 第4回「少年は種に魅せられた」

 

ーナレーションー

最後は、鶴頸種苗流通プロモーション代表・小林宙さん。

17歳現役高校生、剣道部所属。中学生で起業した小林さんを突き動かしたものはなんだったのでしょうか。

 

未来授業4時間目、テーマは「少年は種に魅せられた」。

 

シェリ:小林宙くんの会社について、教えて下さい。

 

小林:はい。いま色々会社会社と言っているわけなんですけど、僕は株式会社とか登記はしてなくてですね、開業届けだけ出しているので、自営業ですね。個人事業主

 

一応、屋号として「鶴頸種苗流通プロモーション」というものを持ってやっています。なので、社長とかではなく、代表というのが正しい言い方なのかなと思います。

 

普段、何をしているのかと言いますと、日本全国にいわゆる伝統野菜というものがいっぱいあるわけなんですけども、無くなりそうな伝統野菜が。その種を全国種苗店を回って集めてきて、それを全国で欲しい人に売る、というのが主な仕事です。

 

あんまりお金儲けにならない仕事かな、とは思いますけど。はい。

 

シェリ:いま自営業をやってる小林宙くんは、何歳。

 

小林:17です。

 

シェリ:17歳。高校、、

 

小林:2年生ですね。

 

シェリ:で、今日ね、制服着てきてくれたんだよね。

 

小林:着てきてくれたというよりかは、学校から帰ってきただけなんですけどね(笑)

 

シェリ:学ランね。1個どうしても聞きたかったのは、この屋号。鶴頸種苗流通プロモーションの「鶴頸」ってどういう意味なんですか?

 

小林群馬県に畑を1つ持ってまして、群馬県の伊勢崎市というところなんですけども。群馬県には群馬県民なら誰でも知ってる「上毛かるた」っていうのがあるんですよ。そこに「鶴舞う形の群馬県」という取り札がありまして、群馬県民は自分の県が鶴の形だと思っているんですね。他の県から見てどうかはわからないですけど。そこの首の辺り、鶴の首の辺りに自分の畑があるので、そこからとりました。頸椎の頸は、あえて難しい文字を使ってます。

 

シェリ:鶴の首って書くんだよね?

 

小林:そうですね。

 

シェリ群馬県の伊勢崎市っていうのは、田舎があるとかそういうことなの?

 

小林:いやそういうわけではなくてですね、僕が畑をやりたいやりたいって叫んでたら、畑を貸してくれる人がいたんで、そこに畑をずっと6年くらいですかね。借りてやってます。

 

シェリ:そうなのね。じゃあなぜ自営業になったんでしょう?

 

小林:はい。それは必要に迫られて開業届けを出したんですけど、それはなぜかというとですね、種を売るときにイメージしてもらってわかりやすいのは、食品には賞味期限とか原材料とか書いてあるじゃないですか。それと同じように種にも消費期限とは言わないですけど、消費期限とか発芽率とか原産国っていうのを明記しなきゃいけない、商標っていうのを付けなきゃいけないんですね。そこに事業者名と住所を書かなくちゃいけなくて、自分で事務所を新たに借りることは出来ないですし、自分の家の住所を載せることになる。そこに自分の名前を晒してまでやりたくなかったので、ちょっと屋号を付いていた方が良いかなという、ただそれだけの理由で開業しました。

 

シェリ:なんでね、種だったの?なんで種にそこまで関心を持った? 

 

小林:そもそも野菜とかを育てることがすごい楽しかったんですよ。小学校とかでも学校で栽培の授業とかあるじゃないですか。ウチはたまたま場所があったんで家でもやってたんですけど、そこから色んな地域の人に自分で野菜の苗を作って売りつけてたんですよ。地域の人は喜んで買ってくれたんで。

 

最初は野菜の苗をもっと売ったら、自分が色んなところで野菜を作るための資金源になるな、と思ってやってたんですけど、野菜の苗って扱いにくいですし、自分で作った野菜を売るかというと、すぐにダメになっちゃうので、そうすると、1番良いのは種かな、という。

 

在庫として抱えるものも少ないですし、軽いですし、色々持ち運びとかも色んなものを考えて、種が良いんじゃないかなと思って、種を扱ってます。

 

シェリ:それがしかも伝統野菜っていう、普通のじゃない種。

 

小林:そうですね。他の人がやってることをやっても、そもそも種苗業界っていうのは無茶苦茶閉鎖的な業界だと思うんで、新たな中学生が入ってきてやっても、「いやー君何やってるの?」ってなるだけだと思うんで、独自色を出していなきゃいけないかな、というのと、そもそも普通に売っているようなものっていうのは、カタログがあるわけで何も面白くないなと思って。今まで殆どの人が知らなかったものを探して、それをもっと世に出していく仕事の方が面白いんじゃないかなと思って、伝統野菜を主に扱ってます。

 

シェリ:伝統野菜の種を買うために、ずいぶん全国津々浦々、、

 

小林:そうですね。ふらふらバックパッカーみたいなことを、長期休みの時にやってますね。

 

シェリ:いやーすごい。本当に種が好きなんですね。

 

小林:そうですね。ハマったら皆さん楽しいと思いますよ(笑)

 

シェリ:種ですか?今オススメされちゃったような気がするんですけど。ああ、そう。