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ポッドキャスト版「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」「未来授業」の文字起こしをやっています。「未来授業」は2020年4月分からです。文字起こししてほしいものがあれば、ツイッターのDMに連絡下さい→https://twitter.com/hatake4633

<未来授業>Z世代ビジネス会議 社会・お金編 第4回「デジタルネイティブ世代のアナログビジネス法」

2020年3月19日配信の「未来授業」です。

www.tfm.co.jp

 

ーナレーションー

ニューヨーク在住のジャーナリスト・シェリーめぐみさんがモデレーターとして迎え、4人のZ世代起業家と同年代の大学生を招いて行われた公開収録から、今週は「社会とお金」編をお送りしています。

 

「起業の目的は、必ずしも稼ぐことだけではない」

という4人の起業家たち。

 

彼らの起業の原動力となった価値観の軸とは、どんなものなのでしょうか。

 

講師は、15歳で伝統野菜の種を扱う事業を起こした、現在高校2年生の「鶴頸種苗流通プロモーション」代表、小林宙さん。

Z世代は生粋のデジタルネイティブ世代。小林宙さんはどんな方法でビジネスを立ち上げ、社会に切り込んでいったのでしょうか。

 

未来授業4時間目、テーマは「デジタルネイティブ世代のアナログビジネス法」。

 

シェリ:自分がやっていることで社会を変えたいとか、そんなこと考えたことあります?

 

小林:あんまり社会を変えたいとまでは、そこまで深く思ったことはないですけど、種を売る業界っていうのは、たくさんお店は種苗店というのであるんですけど、みんながみんなホームページを持っていて、というわけではなくて、基本電話帳で僕も調べて、電話帳で僕も見て行ったりするくらいで。それこそGoogleで検索して住所を入れても、そこが本当にそうなのか出てこなかったりとか、ITとは程遠い世界なので。

 

例えば、本で見てそこにそういう種があるらしい、ということがわかった時に、ちょっと買いに行こうかな、と思ったとしても、まず探しても電話番号が出てこなかったりとか、そもそも空いてるのか空いてないのかすらもわからない、みたいな状況がどこへ行ってもそうなんですね。

 

種を欲しいという人がいる中で、自分が何が出来るかっていったら、フラフラ出歩いて自分の足で直接行ってみて種を探してきて、それを欲しいという人に売らればいいのかな、というただそれだけなので。どれくらい社会に役に立ってるかはわからないですけど、欲しいという人と売りたいという人がいたら、その間に入る、商社みたいな感じですかね。そういう感じで2つを繋ぎ合わせるという点では、少しは社会の役に立ってるんじゃないかな、というか、今までそういう業態の種苗会社が無かったので、自分ではどちらかというと種苗の流通会社としては、少し種苗業界には新しいのかなとは思ってます。

 

シェリ:伝統野菜の種が別の形で世の中の日の目を見る、みたいなことに凄く貢献されてるのかなって。

 

小林:どうなんですかね。それはわからないですけど(笑)

 

ーナレーションー

デジタルネイティブ世代といわれるZ世代の小林宙さんを、社会貢献は導いた道具は意外にも電話帳でした。

 

他にはどんな道具を使って、ビジネスを展開してきたのでしょうか。

 

シェリ:あなたにとってお金って何でしょう、っていうね。それをフリップに書いていただきました。じゃあ宙くん。

 

小林:はい。「道具」という風に書いたんですけど、実際お金を蓄えておきたいとはあまり思わなくてですね。お金が必要な時に必要な分だけ手元にあればいいな、と思ってます。何かをしたい時にどうしてもお金は必要になってくるし、僕は日本全国に種を探しに行かなきゃいけないので、それにはどうしてもお金がかかってしまいますよね。

 

なので、普段夜行船とか夜行バスとかそんなので移動して、宿も3000円以上の宿に泊まったことはないんですけども。そういう生活をしているので。無くても何とかなる場合も結構あったりするんですけど、あるに越したことはないので。

 

道具って実際そうじゃないですか。無くても新しい便利な道具が出来たら、それを使いますし。お金もちょっとしかなかったら大変ですけど、たくさんあれば、それなりに自分のやりたいことがスムーズに出来る可能性が高いわけなので、道具なのかなと思いました。

 

シェリ:お財布事情みたいのって、ちょっとお訊きしていいですか?

 

小林:僕は全然何千万とか儲かってないんですけど、実際種を売るだけではですね、お店での販売価格は200円で納品価格は140円。で、1袋売って色々諸経費除いて手元に残るのが50円とかしか残らないですね。1袋売ったとしても50円残ったら良い方です。

 

なので、何個売れてるかというのは、僕も正確には把握してないんですけど、ご想像にお任せして。何千万いくためには何個売らなきゃいけないか、というのはご想像にお任さしますけど(笑)それ以外にも僕は本を1冊出してるんでそれの印税と、色んなところでの講演料とかあるんで、会社の事業としての入ってくるお金はほぼ無いに等しいですけども、そういうところで少しは頂いてるような状況です。はい。

 

シェリ:それぞれ違うっていうのもわかったし、でもそういうことをね、キチッと日々やってらっしゃるというのが素晴らしいな、と思いました。