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ポッドキャスト版「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」「未来授業」の文字起こしをやっています。「未来授業」は2020年4月分からです。文字起こししてほしいものがあれば、ツイッターのDMに連絡下さい→https://twitter.com/hatake4633

<未来授業>古田大輔さん 第4回「コラボレーション報道」

2020年4月9日配信の「未来授業」です。

www.tfm.co.jp

 

ーナレーションー

今週の講師は、ジャーナリストの古田大輔さん。

 

朝日新聞社の記者、ネットメディア「バズフィードジャパン」の創刊編集長、そして現在メディアコンサルティングの側面を持ちながら、常にその時代をリードするニュースメディアでジャーナリストとして活躍する古田さんは、ニュースメディアのあるべき姿をどう捉えているのでしょうか。

 

未来授業4時間目、テーマは「コラボレーション報道」

 古田:僕らが拘ったことの1つは、例えば、ジェンダーギャップ。日本は世界で121位で、先進国の中では圧倒的に低いと。実際、新聞社にいて感じてましたけれども、特に幹部級以上にほとんど女性がいないんですよね。それはメディアの情報発信自体にと問題が生じるし、そうすると、社会のジェンダーギャップの問題って解決しないよねっていうことで、例えば、Me Too運動などもアメリカで報道が広がったときに最初日本の報道機関って、「アメリカでMe Too運動が広がっている」っていう報道だったんですよ。

 

でも僕たちはそれにすごい違和感を感じて、ジェンダーギャップが激しい日本において、Me Tooみたいなことに関する被害者がいないはずがないと。これは日本でこそ広がるべき運動なのではないかっていう観点から取材を続けて、いち早く企画連載を始めたんですけど。

 

それ以外にも、LGBTQ、セクシャルマイノリティに関しても、日本は未だに同性の結婚は法制化されていない。そういった国の中でそういう差別であるとか不平等に関しては、キチンとNOと言っていきましょう、ということを情報発信としてすごく積極的に取り組んできました。

 

どうしても、両論併記型みたいな報道が日本ですごく目立つんですけれども。もちろん中立客観っていうのは当たり前です。ただし、差別とか不公平に対して、中立である必要は全くない。

 

例えば、同性の結婚が出来ないことは明らかに不公正だと感じますし、男女の社会的役割に差を設けることは不公正ですよね。これは明らかに間違ってるわけです。差別なわけで。それを歴史的に人類は少しずつ改善してきたわけで、であれば、日本も改善されるべきっていう簡単に則って報道をやってきたつもりなんですけれども。それで一定の成果を上げることが出来たと思っています。

 

ーナレーションー

差別や不平等に対峙し、少数者の権利向上や理解促進に取り組んできた古田さんは、ニュースメディアの未来に向けて新たなステップに登ります。

 

古田:去年僕は独立して、今は1人でメディアコラボっていう会社を立ち上げて、色んなメディアの方々とコラボレーションをするという企画を進めています。

 

僕が今感じているのは、バズフィード1社とか朝日新聞社1社とかというレベルで、今のデジタル時代のメディアの状況変化を乗り越えることは不可能なんですよね。日本社会がより良い方向に向かっていくためには、ニュースメディア業界全体がより盛り上がっていかなくてはいけない。

 

そういうことを考えて、個別の社のデジタル化の相談に乗っていたりですね、複数のメディアが加わるコラボレーション報道っていうんですけど、そういった企画をもう間もなく発表出来るんですけど、そういったことの事務局とかをやってます。

 

もちろんファクトチェック・イニシアティブの活動もコラボレーションなんですよね。FIJ自体がファクトチェックするわけではなくて、そこにバズフィードを含む、たくさんのメディアの方々が参画して、一緒にファクトチェックを頑張っていこうとしていると。

 

今僕がやってる企画っていうのも、日本全国のたくさんの新聞社やテレビ局の人に参加してもらって、インターネットメディアにも参加してもらって、同時にGoogleみたいな大きなプラットフォームの人にも協力してもらってやるような企画。そういってみんなで協力して、日本のニュースメディアをより豊かなものにしていこうってしています。

 

ーナレーションー

また、音声メディアの可能性をこう語っています。

 

古田:僕今年ポッドキャストアワードって、日本で初めての企画の審査員をやっていて。この1ヶ月間ポッドキャストの色んな番組をずっと聴いてきたんですよね。

 

で、改めて思うのは、音声メディアってすごく良いなと。が良いかというとですね、まず尺が長い。自由に喋れる。僕テレビとかにも出てますけど、テレビだと1分で喋らないといけないっていうのが普通ですけど、ラジオ・音声メディアだともっとゆったり喋ることが出来る。だ、息遣いがすごく伝わるじゃないですか。聴いてる方よくわかると思うんですけど。そうするとわ親密感があるんですよね。ライブ感があるし、親密感があるから良く伝わる。

 

実際いま、アメリカとかってポッドキャスト大人気でですね、ユーチューバーみたいな感じで稼いでるポッドキャストをやってる人たちもたくさんいるし、メディアもどんどん乗り出している。

 

だから、音声メディアのゆったり喋れる親密感のある、グルーブ感もあるようなメディアっていうのは、これからすごい果たせる役割っていうのはいっぱいあるんだろうなって思うし、どんどんラジオ局の方々とかにもインターネット側の発信も頑張っていって欲しいなって思います。