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ポッドキャスト版「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」「未来授業」の文字起こしをやっています。「未来授業」は2020年4月分からです。文字起こししてほしいものがあれば、ツイッターのDMに連絡下さい→https://twitter.com/hatake4633

<未来授業>高嶋哲夫さん 第4回「災害への備えと道州制」

2020年5月7日配信の「未来授業」です。

www.tfm.co.jp

 

ーナレーションー

今週の講師は、作家・高嶋哲夫さんです。

 

高嶋そんの作品の特徴は、サイエンスとエンターテインメントの融合。綿密なリサーチと科学的な知識に基づいて、実際の災害や危機を予言するかのような作品を数多く手掛けてきました。

 

そんな高嶋さんが必ず起こると話すのが、「首都直下型地震の大地震」です。

 

2014年の作品『首都崩壊』では、首都直下型地震をモチーフに、東京一極集中型の日本の構造に警鐘を鳴らしています。

 

未来授業4時間目、テーマは「災害への備えと道州制

 

高嶋:『首都崩壊』っていう本を書いてるんですよ。これは凄く良い本だと思ってるんですよ。小説っていうものよりは僕は都市論っていうのかな。未来の日本の姿っていうのを一応書いたつもりなんですよ。だからおそらく、文学作品なんて言ったらものすごく貶されるというか、悪く言われるような本だと思うんだけども、ぜひこれは日本の人みんなに読んでもらいたいっていう。

 

あれは首都移転ということよりも、むしろ次の段階というかな。道州制ということ。今の日本っていうのは江戸時代の名残にしか過ぎないという。

 

要するに、藩が県になった程度のものであって、江戸時代というのは東京・大阪間を何日も何週間もかけて行ったわけですよね。今は神戸から東京行く時は、大抵神戸空港使うんですよ。で、一時間で行っちゃう。交通手段とかそういったものが全然昔と違うんであって、それを昔のまま放っておいた形でやってること自体がおかしい。

 

だから、地方創生ということで地方がある程度発展しようと思ったら、やはり経済基盤というのが大きくないとダメなんですよ。だから日本を組み替えて、もっと大きな単位にして小っちゃな政府にして、各州に頑張ってもらうっていう。

 

今度のコロナの場合にもですね、例えば、東京で学校を全部封鎖するとかいっても、その当時岡山県は感染者いなかったんですよ。今はかなりいるんですけども。やはり、地方にあった色んなやり方っていうのが多々あると思うんですよ。東京で全部指令出してどうこうっていうことではなくて、ある程度の経済基盤と色んな状況を知ってる地方というんですかね。その力が強ければ、もっとちゃんとした動きが出来るっていうことだと思いますね。

 

ーナレーションー

高嶋哲夫さんの最新刊は、難民問題にフォーカスした小説『紅い砂』。

 

ただ、ハリウッド映画化に向けたクラウドファンディングの呼びかけも、新型コロナウイルスの感染拡大で延期せざるを得なくなりました。

 

高嶋:まずはこの『紅い砂』。アメリカでは『The Wall』っていうタイトルで出るものなんですね。それをなんとかハリウッドで映画化していって、今まで書いたものを少しずつ。これはハリウッド向きだっていうものも書いてるんで、それをなんとか映画化したかったんですけども、当分はコロナでいくでしょうね。おそらく1年以上、悪くすれば2年くらいですね。だから、出来る限り今は『首都感染』をみんなに読んでもらいたいっていう。本当のウイルスの怖さ。どうしたら、出来るだけ被害を最小に食い止めることが出来るか。それを知って欲しいっていう。あれを読めば、自分でどう動けば良いかっていう判断がある程度つくと思うんですよ。

 

で、その次に来ることですね。『首都崩壊』後です。日本の形をとにかく変えて欲しいっていう。それは本に一応書いてあるんで。結構詳しくですね。だから、もうそろそろ本気でそういうことに乗り出していって。準備的なことですね。

 

これから来ることがわかってるんで。東京直下型の地震。もう日本の地下ではプレートがずっと動いていて、歪みを溜めてるわけですね。それをいつか必ず放出されるっていう。東京の下でそれが起きれば、東京直下型地震。太平洋側で起きると、南海トラフの巨大地震というので津波となって、太平洋側が全部水浸しになるっていうか津波で崩壊されるっていう。

 

これはいつ起こるかわからないけど、100%起こります。だから、その被害を出来るだけ少なくするためには、日本の形を変えていく。太平洋側から日本海側の方に産業を移すなりですね、そういう準備をしていく。

 

『首都感染』ということを本気で考えてくれてたら、どこで検疫を強化していって、ウイルスを入ってくるのを防ぐか。どの段階で厳しくするか。空港の話なんかも書いてるはずなんですね。

 

だから、もっと日本全員が正しい知識を持って対処出来たんではないかなっていう。そういう風なことは感じます。