鈴木敏夫のジブリ汗まみれを文字起こしするブログ

ポッドキャスト版「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」の文字起こしをやっています。https://twitter.com/hatake4633

監督・宮崎駿が「ジブリ汗まみれ」に本格初出演! 出演:宮崎駿さん

2008年7月22日配信の「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol42.mp3

 

(記者会見のシーン)

 

司会者

宮崎駿監督からご挨拶をお願い致します。  

 

宮崎

今日はどうもありがとうございます。さっき地震がありまして、震源地は海底らしいですけど、津波を警戒しろってニュースで流れたらしいんですけど。あ、ポニョがいるのかなっていう。

 

(会場、拍手)

 

ーナレーションー

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

映画『崖の上のポニョ』公開記念スペシャル。

 

宮崎

どうしたらいいんだろうっていう巨大なものがドカーンと残ったんです。つまり魔法というのはこういうもので、こういうルールで動いているんだっていうね。そういうことを映画の中で説明していけば、観客は理屈でわかるわけです。理屈で語られていると、その理屈がどんなものであれ受け入れるんです。でもそれはゲームのルールに過ぎないんですよね。違うんです。大事なことは。

 

ですから、ルールを語るんじゃなくて、その世界の捻じ曲がった局面局面を貫いていって、ルールはともかく大事なものはルールではなく、人生というのはこっちにあるっていう風にやろうと思って努力したんですよね。今度こそルールが何にもわかんなくてもわかる映画を作ろうと思ったんです。

 

なぜポニョが人間になっちゃったのか。説明してないんですよ。勢いでどんどんなっていくだけでね。ただ、そういう風に変化していく過程を見せることによって、とにかく世界はこうなっちゃったっていう風にね。やれるものかどうかやってみたんですよね。

 

ーナレーションー

この番組は、ウォルト・ディズニー・ホームエンターテインメント、読売新聞、"Dream Skyward"JAL、"街のホットステーション"ローソン、アサヒ飲料の提供でお送りします。

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号外ポッドキャスト!TOKYO FM独占インタビュー 宮崎駿監督 ポニョのことば 出演:宮崎駿さん

 

ーナレーションー

宮崎駿 ポニョのことば。

 

「崖の上の日々」。

 

宮崎

ハウル』のあと、悔しかったですね。そうかみんなわからないんだっていう。みんなっていうのは失礼だけど。一言でいえばそれなんです。子供の映画を作らなきゃいけないって言ってた人間が、こんなもんを作ってしまったと思って、次の作品にかかるまでダメでしたね。僕は。

 

ーナレーションー

映画『崖の上のポニョ』は、5歳の男の子宗介と真っ赤な魚の女の子ポニョの物語。舞台は崖のある小さな港町です。

 

実はこの港町は、3年半前にジブリが社員旅行で訪れた場所がモデルで、崖の上の家はその時の宿舎だったんだそうです。その家を気に入った宮崎監督は、『ハウル』で疲れた頭と心を癒しに、再び1人で崖の上の家へ。2ヶ月間そこで暮らしたそうです。

 

『ポニョ』が生まれた海辺の時間について、宮崎監督が語ってくれました。

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あの千尋がれんが屋を訪れる... ゲスト:柊瑠美さん

2008年7月15日配信の「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol41.mp3

 

ーナレーションー

ポニョが歩きはじめました。

 

男性

鈴木さんのお言葉で、魚のポニョと人間の宗介の恋ということに関してですね、改めて鈴木さんの言葉でいただければなと思ったんですが。

 

鈴木

宮崎駿の描く男女関係ってね、一般観客として観たら、すごい羨ましいLOVEだと思ってるんですよ。宮さんの描く恋っていうのは、いつも100%好き同士がその次に何をやるか、いつもそれを描いてるんですよね。

 

ーナレーションー

7月7日七夕の日には、映画『崖の上のポニョ』完成報告記者会見が行われました。

 

女性

今日は残念ながらあいにくのお天気なんですが、7月7日というのは七夕ということで、鈴木さんは今日、誰にどんなお願い事をするかお伺いしたいなと思いまして。

 

鈴木

これは意表を突かれましたね。でも伝統的に七夕の日って雨ですよね。だから僕今日、雨だと思ってましたよ。僕は幸せな毎日を送りたいですね、なんつって関係ないか(笑)

 

ーナレーションー

そして、そんな七夕の夜に開かれた完成披露試写会には、彦星が六本木ヒルズに現れました。

 

鈴木

じゃあ、早速ご挨拶願います。宮崎監督。

 

宮崎

今日は披露試写会に来ていただいて、どうもありがとうございます。実は試写会と言いましてもですね、既にスタジオの小さな映写室で家族試写会っていうのを何度も行ってるんです。それで終わりまして、子供たちに「どうだった?」って訊きますと、どうしていいかわからない顔をするんですね。みんな。それで「面白かった?」って訊くと、「ん」という顔をするんで(笑)私は非常に不安になっておりまして。

 

同じような世代の人間が泣いたとか笑ったっていう話は聞いても、子供たちがどう思うかっていうのが実は一番ドキドキしているところで。

 

ーナレーションー

そんな中、あえて試写会ではポニョに会わずにおこうと決めた1人の女の子が、今夜れんが屋を訪れます。

 

彼女の名前は、千尋

 

7年前、あの『千と千尋』を演じた柊瑠美さんです。

 

鈴木

千尋やってくれたの7年前?

 

はい。

 

鈴木

その時って中学の、、

 

2年生です。

 

鈴木

だからそれが残ってるんだよ。だから今も中学生なんだよ。

 

んーー!!

 

鈴木

ほんとに。

 

中学生で体だけ大きくなっちゃったみたいな?

 

鈴木

今は、、

 

(大学)3年生です。

 

鈴木

もう3年生なんだ?

 

はい。

 

鈴木

ふーん。7年かぁー。7年は長かった?

 

うーーん。いや早いですね。

 

鈴木

早いの?なんで?

 

え?!

 

鈴木

NHKやってたわけでしょ?

 

はい。

 

鈴木

それで『千と千尋』なんかやったわけでしょ?

 

はい。

 

鈴木

その後って芸能活動は続けてたの?

 

続けてましたね。

 

鈴木

あ、そうなんだ?

 

はい。で、去年大学2年生の時に学校が忙しくなるんでお休みしてて、つい最近また、、

 

鈴木

あ、そうなんだ!

 

そうなんです。高校生の時にあるドラマで悪役をやったんですよ。

 

鈴木

悪役やったの?

 

はい。

 

ーナレーションー

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

この番組は、ウォルト・ディズニー・ホームエンターテインメント、読売新聞、"Dream Skyward"JAL、"街のホットステーション"ローソン、アサヒ飲料の提供でお送りします。

 

ーナレーションー

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

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文春ジブリ文庫12 ジブリの教科書「千と千尋の神隠し」インタビュー ゲスト:柳橋閑さん

2016年3月28日配信の「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol415.mp3

 

※田居→田居因(たいゆかり)さん。スタジオジブリの出版部の方です。

 

ーナレーションー

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

今週は、10日に発売された文春ジブリ文庫ジブリの教科書12『千と千尋の神隠し』のインタビューの模様をお送りします。

 

2001年7月に全国公開され、日本映画興行収入記録第1位、第75回アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞をはじめ、国の内外で数々の賞を受賞した、宮崎駿監督作品『千と千尋の神隠し』の誕生秘話を鈴木さんが語ります。

 

聞き手は、フリーライター柳橋閑さんです。

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磯部澄葉さん 舞台『千と千尋の神隠し』を観て(後編)

2022年3月27日配信の「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

https://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol729.mp3

 

磯部

2階席って下の方まで見えるんですけど、オーケストラいないなって、ずっと思ってたんですよ。

 

鈴木

気になるのよ。音楽が。

 

磯部

でも音源じゃないしっていうので、最後のカーテンコールの時に「え、ここなんだ」っていうすごい衝撃でしたね。

 

鈴木

久しぶりに標準語喋ってるのよ。

 

桜井

ずっと標準語で喋ってますよね?

 

鈴木

ラジオだから、他所行きに。

 

桜井

今日は他所行きの(笑)

 

磯部

いや、先生なんですよ(笑)

 

ーナレーションー

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

今週も先週に引き続き、金城学院大学准教授の磯部澄葉さんをお迎えして、東京帝国劇場で行われている舞台『千と千尋の神隠し』について鈴木さんと語ります。

 

ですが、今週は名古屋についてのこんなお話から。

 

注:「桜井」というのは、桜井玲奈さん。スタジオジブリのプロデューサー室で鈴木さんのアシスタントをされている方で、「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」担当もされています。

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磯部澄葉さん 舞台『千と千尋の神隠し』を観て(中編)

 

鈴木

この3時間の中に要素を全部入れる、それは大変だよなと思ってて。その大変さをゲネプロの時にはちょっと感じちゃったのよ。でも今日はそうじゃないのよ。ゆとりがあるのよ。そうすると、面白いもんだなーと思ったね。やっぱり生き物だね。芝居って。全然変わるもん。おまけにストーリーも、俺は違って見えたんだよね。どうだったの?

 

磯部

私はですね、1回目の時は演出とかもすごく気になってたので、そっちにも目が行ってたんですね。今日はカオナシインパクトというのが出てたなっていうのもありましたし、夏木マリさんが演じる湯婆婆と銭婆、特に銭婆の印象もグッときました。

 

鈴木

今日の方が強烈だったもん。ゲネプロの時は銭婆も湯婆婆も同じ人に見えたのよ(笑)でも今日はキャラクター変えてるの。夏木さんが。ね?

 

磯部

違いましたね。演じ方を変えられてたりして、素晴らしい。

 

鈴木

芝居ってね、早めに行くもんじゃないね。1ヶ月の公演があったら、後ろの方で観た方が面白そう。

 

ーナレーションー

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

今週も先週に引き続き、金城学院大学准教授の磯部澄葉さんをお迎えして、東京帝国劇場で行われている舞台『千と千尋の神隠し』について、鈴木さんと語ります。

 

今週はこんなお話から。

 

注:「桜井」というのは、桜井玲奈さん。スタジオジブリのプロデューサー室で鈴木さんのアシスタントをされている方で、「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」担当もされています。

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舞台『千と千尋の神隠し』の初日記者会見&磯部澄葉さんの感想(前編)

2022年3月13日配信の「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」です。

https://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol727.mp3

 

ーナレーションー

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ。

 

今週は、3月3日に東京帝国劇場で行われた舞台「千と千尋の神隠し」の初日記者会見の模様と金城学院大学准教授・磯部澄葉さんをお迎えして、舞台を観た感想を鈴木さんと語ります。

 

記者会見は、千尋役の橋本環奈さんと上白石萌音さん、湯婆婆・銭婆役の夏木マリさんと朴璐美さんが登壇し、MCを青蛙役のおばたのお兄さんがつとめました。

 

(この文字起こしでは、記者会見部分は割愛し、その後の鈴木さんと磯部さんの対談から始まっています)

 

注:「桜井」というのは、桜井玲奈さん。スタジオジブリのプロデューサー室で鈴木さんのアシスタントをされている方で、「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」担当もされています。

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