http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol53.mp3
宮崎:スタジオジブリの宮崎吾朗です。堀田善衛さんの展示会にですね協力してもらえないか、というお話を百合子さんから頂いたのがちょうど去年のもうちょっと早かったんですかね。そこから我々に何が出来るのかということを考えた結果、もしジブリが堀田善衛さんの作品を原作に映画を作るとしたら、どうなるんだろうっていうものを描いてみようと。
ーナレーションー
宮崎吾朗監督が制作を担当、父親の駿監督もポスターを描き下ろし、講演会を行うこの展覧会。一体何が展示されているんでしょう。
司会:堀田百合子さんに一言お願いしたいと思います。
堀田:早いもので亡くなって10年ということなんですけど、ジブリさんには今回素晴らしい展示をしていただきまして私としては本当に有り難く思っております。宮崎吾朗さんのご苦労が忍ばれる作品でございます。皆さまじっくり観ていただきたいと思います。
ーナレーションー
展覧会のパンフレットには、こんな宮崎駿監督の言葉が記されています。「潮に流されて自分の位置がわからなくなったとき、僕は何度も堀田さんに助けられた。」
今夜、レンガ屋を訪れたのはそんな堀田善衛さんの娘、堀田百合子さんです。
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