ーナレーションー
ポニョが出来あがりました。
男性A:すんごい本当に良かったですよ。
女性A:どこか知らない国に連れて行ってくれたかのような。
男性B:冒頭からずっと泣きっぱなしで。
男性C:これは世界中の人が不思議な涙を流す映画だと思います。
ーナレーションー
ポニョが出来あがりました。そして、関係者やスタッフへの試写が始まりました。
男性D:泣きました。ずっと。
男性E:ど迫力。アニメでしか出来ない表現を使った、最高のアニメーション映画が出来上がったと。
女性B:もう本当に大好き!っていうのが一番合ってるっていう。ポニョが「好き!」っていうのと同じくらい、こっちも「大好き!」って言いたくなる映画でした。
男性F:子供がストレートに感情を表現することって、自分の子供の成長を見ると驚くことがあるんですけど。そういうものとちょっと重なったりするんですよ。
女性C:色々想像力が膨らんだりとか、自分が観た時に素直に感動出来るっていうのがすごく嬉しかったです。
男性G:僕の後ろ天海(祐希)さんだったで、同じところで笑って同じところで泣いてて。最後観終わった後、顔を見合わせて天海さんすごい感動した顔をされてたんでね。
男性H:とても67の親父が作った映画とは思えない。
女性D:あんだけ言葉がなくても絵で魅せちゃう力っていうのは、やっぱり凄いなと思いますよね。
女の子:面白いからぜひ観てほしいです。
星野:ジブリの社長、星野です!ずっと変わってないんだけど、宮崎さん鈴木さん、生きてるでしょ?高畑さんも元気でいらっしゃるし、吾朗ちゃんもいるし。その生きてる渦の中にいられるっていうのがものすごい感激ですね。
鈴木さんも言ってたんですけど、宮崎駿が進化してる。67歳ですよ?いま刻々と変化してる渦の中に自分が巻き込まれてるっていうことに震えを感じるくらい、背筋がゾクッとするぐらいの感覚を持ってますね。
ーナレーションー
そんな中、一人の青年が今夜れんが屋にやってきました。そのなんか冴えない風体の青年は、実は、、、
鈴木:最近、何してるの?ナヨ。
岸本:僕は高畑さんの、、、
鈴木:の、何してるの?
ーナレーションー
『ポニョ』の生みの親なんです。
この番組は、ウォルト・ディズニー・ホームエンターテインメント、読売新聞、"Dream Skyward"JAL、“街のホットステーション"ローソン、アサヒ飲料の提供でお送りします。
鈴木:ナヨの前歴は、大学が松山なんですよ。
岸本:愛媛大学だったんですけど。
鈴木:なんで松山行ったんだっけ?
岸本:地方の大学に行きたいな、と。
鈴木:『坊っちゃん』に憧れたんですよ(笑)それで大学出て、どうしたんだっけ?
岸本:大学出て、その実家が千葉だったんで実家に戻って、千葉大の大学院にモラトリアムで。大学卒業する頃に急に勉強したくなってきて。まぁモラトリアムですけどね。
ーナレーションー
岸本卓。通称「ナヨ」33歳。
岸本:出版の仕事、編集者になりたいなと。その頃、雑誌の中で「サイゾー」っていう雑誌が面白いなと思ってたんで、サイゾーの編集長に送りました。
鈴木:そんなことやったんだ。
岸本:編集者に送って。タダでもいいから、使ってくれ、と。そこでバイトで入って、その後色々やらせてもらえるようになって。
「サイゾー」でやってた時に、アニメーション特集っていうのをやってみようと思って。で、あるところからメールアドレスを書き出して、メールを送ったら、鈴木さんが「君と特に会う気はない」というメールが返ってきたんですね。でも僕からしたら、「あ、返ってきた」と。その後、二回くらいメールのやりとりをして会ってくれたんですよね。
ーナレーションー
ジブリに入社して3年半のこのナヨナヨした人が、なぜ『ポニョ』の生みの親なのか。
岸本:これ僕喋ってていいんですか?
鈴木:いいよいいよ。教えて。いま聞いてて「へぇー」って思って聞いてたから。
岸本:それで会いに行って色々訊いたけど、鈴木さんはすぐ化けの皮剥がれるんですよね。「君、何も知らないな」っていう。結構、機嫌が悪くなってたんですね。終わる頃には。でも鈴木さんの過去の記事とか読むと、ニッコリ笑って歯を見せてやってる記事ばっかりなんですよね。こっちはアニメーション界のドン・鈴木敏夫に訊くっていうことで謳ってやろうということなんで、あんな顔されたら、ちょっと困るなー、ということをカメラマンと事前に話してあったから、カメラマンにはなるべく怖い顔を撮ってくれと。こっちも頑張って、インタビューも怖い感じにするから、ということで。図らずも僕が無知だったから、逆に怖くなってくれて。
鈴木:(笑)
岸本:もう怒り出しちゃって(笑)お前何やってるんだ!パシャって撮って(笑)これでもう帰りに二人で「やったな。お互い頑張ったな」って。
岸本:でも帰り際に鈴木さんが「君、ジブリ来ないか?」って。
男性:もう?
岸本:もう(笑)
鈴木:「『熱風』の編集会議だけ毎月出ろ」って言ったんですよ。で、来るようになるんですよ。
岸本:面白い人だなーと。
鈴木:尊敬が始まったんだ?
岸本:尊敬は全然ないんですけど(笑)良い取材対象だなって。
鈴木:(笑)
岸本:でも企画会議とかでネタがなくなると、「ちょっとジブリ行って訊いてきますよ」って。『ハウル』の木村拓哉が声優に決まったって聞いた時も、「これは宣伝重視だ」と。その時一番怒られましたけども、赤入れなかったんですよね。その時ちょっと尊敬したかもしれない。その時は。こんなひどいインタビュアーが「違うって言ってるんだろ」っていうことを何度も訊いてるのに。
それでちょうどその頃、私事で仕事が忙し過ぎて、彼女からフラれまして。『ハウル』の後だったも思うけど、ガックリ落ち込んでしまって。で、編集長に「辞めます」と。こんなに忙しいから、こんなことになっちゃって、人生メチャメチャだと思って。
鈴木:で、僕のところに挨拶に来たんですよ。何かなと思ったら、「辞める」っていうんですよ。それで「辞めてどうするんだ?」って言ったら、「アメリカへ行く」って言うんですよ。僕は「わかった。フラれたんだろ?」って言ったんですよ。したら、ナヨは正直だから「どうしてわかるんですか?」って(笑)「わかった。その女がアメリカへ行ったんだな?」って言ったら、「はい」って。「そんな馬鹿なことやってないで、アメリカへ行くぐらいだったらジブリへ来い」って。「じゃあ来ます」って。ね?
岸本:ま、そんな感じじゃないんですけど。
鈴木:(笑)「そんな一人の彼女にフラれたぐらいでクヨクヨするな」って。「ジブリは女の子がいっぱいいるんだ。選り取り見取り」って言ったら、「そんなにいるんですか?」って(笑)
岸本:それはちょっと違うんじゃないかな(笑)
鈴木:3月末だっけ?妊娠させちゃったのは。
岸本:まぁたまたま。
鈴木:相手が嫌がるのをさ。嫌がったんですよ。ね?
岸本:一日10通メール出してました。相手は僕のことが嫌いで。というか全く興味がなく、むしろ嫌いだったみたいですけどね。
鈴木:早いよね。2月1日でしょ?来たのは。
岸本:2月1日からきましたね。
鈴木:2ヶ月後には妊娠しちゃったんだもんね。
岸本:そうでした?
鈴木:これが大事件になったんですね。
岸本:『ゲド戦記』という作品の宣伝の助手をやれ、と。そんなことやったら、それは無理だからって。
鈴木:ラジオだからカッコつけちゃって(笑)
岸本:そんなことないですよ!
鈴木:僕はね、弱みにつけこんだわけですよ。子供出来ちゃってそれは素晴らしいことだけど、どうするんだ?近い将来結婚して、家庭も構えなければいけないだろうと。そうすると、夢や希望を語ってたって、上手くいくものもいかなくなるんだと。この上はジブリで骨を埋めるつもりで他の仕事もちゃんとやってみろと。ついては、吾朗の新作で宣伝という仕事があるけど、これをやってみないかと。その時の反応が面白かったの。
岸本:アニメーションに興味もなかったし、ましてや宣伝なんて全く何もわからないから、そんなのはちょっと無理なんで、って言ったら、「別にそんなの関係ない。俺の言う通りにやってればいいんだ」って感じでしたけどね、
鈴木:ある日、「わかりました。やります」って言うわけ。ところが、次の日の朝になると、「やっぱり無理です」って(笑)で俺はね、「なんで?俺と二人でやればいいじゃん?」って言ったの。「無理です」って。何回も繰り返したの覚えてる?色んな理由を言うのよ。覚えてる?何言ったか。
岸本:「無理です」って何回も言ったのは覚えてますけどね。そんな大きいプロジェクトをやるっていうのが想像出来なかったですけどね。
鈴木:面白かったのはね、ナヨに「なんで無理なの?」って訊いたら、「ハタから見てたらジブリの宣伝は20人ぐらいでやってると思ってた」って言い出したんですよ(笑)ね?
岸本:それこそ東大を出てるような人たちがズラリと並んで、しっかりと出来上がった組織っていうかな。それで鈴木さんが色々号令すると、みんながバーっと動くという感じで。
鈴木:ところが実際は?
岸本:二人でやってる。
鈴木:(爆笑)
岸本:基本的には二人だっていう。で、益々これは無理ですと。だって何十億をかけてやるのにそれで失敗したら、、、
鈴木:それを何回も言ったのよ。
岸本:何十億もかけてやるのに、って言ってましたよね。
鈴木:そんなのを僕がやっていいのかと。それを見てて、「やりたい」っていう人より「僕は出来ない」っていう人の方がある意味で安心出来るんですよ。ここで「やらせて欲しい」ってていう奴は怖いんですよ。あんだけ嫌がってたから、これは上手くいくって思ったんですよ。でも頑張ったよ。色んなスタッフがいたけど、抜群に頑張ったんです。
岸本:そう言ってもらえると嬉しいけど。
鈴木:当時のことを振り返るとね、スタジオジブリってその後『ポニョ』を作り、保育園まで作ることになるんですけど、その全てのキッカケはこのナヨにあったと。
というのは、ジブリでちょうどナヨが来る前、結婚適齢期の人が多いから、そこでもかしこでも皆んな結婚をするっていう大結婚ブームがあったんですよ。同じ世代が多いから。ところが、一つ傾向があったんです。それは何か。結婚はするけれど、自分たちも楽しみたいから子供は作らない。
ところが、ジブリへ来て瞬く間に妊娠させちゃったわけでしょ?それをキッカケにジブリに結婚ブームならぬ大妊娠ブームが起こるんですよ(笑)
で、ここで登場してきたのが宮さんだよね。
岸本:なぜか僕のところによく来るようになって。
鈴木:というのは、のちに彼の奥さんになる人が宮さんの大のお気に入り。みんな色めき立ったんですね。だって宮さんのお気に入りでしょ?それをしちゃったわけでしょ?宮さんが彼にどういった態度で臨むのか、みんな戦々恐々だったの。
岸本:本当ですか?
鈴木:本当にそうなのよ。宮さん怒るんじゃないかって。ところが、宮さんはそうじゃなかったよね。
岸本:でも怖かったですけどね。
鈴木:毎日来始めたでしょ?ナヨが仕事してると、隣に座り込むわけですよ。ちょうどその時暇だったこともあるけれど。毎日。横に座って。最初に喋ったの何なの?宮さんと。
岸本:「俺は帰る時に、いつもバスを数えながら帰るんだ」とか。でも話訊いてると面白いんですよね。
鈴木:宮さんの方から近づいてきたんですよ。
岸本:運は良いと思いますね。
鈴木:まず第一には宮さんの中で子供が産まれるってすごいって。後先考えずに作っちゃったわけでしょ?それに感心してましたよね。今の子供作っちゃう親父って、どんな親父なのか。それに好奇心を抱いたんですよ。だからナヨのそばに張り付いたんですね。
だから今回映画作る時に、それはものすごいナヨっていうのはモデルとして役に立ったというのか、今回の映画を作る時の動機になったですよね。
あともう一つ忘れないのは、あれが面白かったですよね。とにかく『ポニョ』という作品を始める。で、宮さんが言い出したのが子供のための映画を作ろう、と一緒にやるわけでしょ?最初保育園の話だってやってたら、やってるうちに宮さんがある日僕のところは来て、「鈴木さん、ちょっと相談がある」って。あの人大事な時はドアを閉めるんですよ。ドア閉めて、折り入って相談何かなと思ったら、「実は保育園の映画を作ろうと思ったけど、鈴木さん。本物作ろう」って(笑)「一生のお願いだから」って手を合わせるんですよね(笑)それでしょうがないなと思って。「でも映画の方はどうするんですか?」って言ったら、「映画の方は内容別に考えるから」って。
それで始まってくでしょ。そうしたら、面白かったんですよね。これは本当に宮さんらしいエピソードなんですけどね。ある日こういうことが始まったんですよ。保育園を建てたから、子供は預かれると。ジブリに妊娠ブームでいっぱい子供が出来ましたから、これは俺の目の届く範囲で育てることが出来る。しかし、奴らが今住んでる家はなんだと。アパートのひどいところ。あるいは高層。「こんなんじゃダメだ鈴木さん」って。
で、とある日、宮さんが東村山っていうところの新興住宅に赴きまして。宮さん自ら。そこが借地だったもんですから、家が安いんですよ、それで月曜日の朝、現れまして、早速ナヨを捕まえて、「子供を育てるためには土のあるところで、庭のあるところで子供を育てるべきだ。どうだ?ナヨ。このパンフレットを見てどう思う?」って。「良いだろう」って。したら、ナヨなんて答えた?
岸本:いや特にその予定はないんですけどって。
鈴木:うそ!うそ!お前なんで嘘つくの!こういうところで(笑)宮さんがね、「良いだろう」って言ったら、「良いですね」って。
岸本:あ、言いましたね。確かに(笑)だってそう言うしかないですもんね。ああいう時。
鈴木:「で、今度の日曜日、その建て売り住宅を見てこい。わかったか?」。「はい」って(笑)それで宮さんがですね、そのパンフレットを全部カラーコピーして該当者に配って、日曜日には全員その建て売り住宅に集合するようにと。
ところが、日曜日。あろうことか台風がやってきたんですよ。みんな子供連れて家出なきゃいけない、冗談じゃないでしょ?そんな最中、ナヨは健気に赤ん坊を背中に背負って。何しろ奥さんは鎌倉に帰っちゃってたから。傘をさして行くんですよ。ね?
岸本:行かないと大変なことになりそうだったから(笑)
鈴木:ところが行ってみたら、その集合場所にはナヨ一人。誰も来なかったっていう。
ーナレーションー
例えば、宮崎さんを呼び寄せてしまうように、人と人を繋ぐ人。そんな一人の人が入っただけで砂に水が吸い込まれるよう、に会社や組織がガラリと変わってしまうことありますよね?
逆にそれは今私たちの世界が、生きたコミュニケーションの砂漠だからなのかもしれません。
鈴木:で色々あって、とにかく今回ナヨをゲストに呼んだのは、何しろ映画のハイライトシーン。ナヨわかってるの?あのシーンが大事なシーンだってこと。
岸本:派手なシーンではないですよね。
鈴木:宮さんにとっては大事なシーンなのよ。宮さんって照れ屋だから、俺のいないところでこの青年役、この婦人役、誰がいいですか?って訊かれた時は「誰でもいいよ」って言ってるんですよ。
で、俺は予定表見た時にビックリしたわけ。そのシーンが大事だっでことわかってたから、宮さんが不在のところでガヤの一つとして、勝手に録ろうとしてたわけ。それで僕は焦って、ビックリして。スタッフに「お前何やってるの。これ宮さんにとって大事なシーンだよ?」って。それでその日、別枠を設けてやることになったの。
で、不幸な出来事なんだけど、役者さんが現れて演じた。ところが、宮さんは怒りまくりだよね。「俺の思ってたイメージと違う」。その人たちが悪いわけじゃないんだよ?勝手に選ばれたわけだから。とはいえ、一晩で良い役者さんを探さないといけないわけよ。これ今回の『ポニョ』という作品をやっていく中で最大の危機でしたよ。何しろ一晩しかないんだから。必死になって考えた。だって宮さんにとって一番大事なシーンじゃん。それをどうやって成立させるか。やっぱり声がものすごく大事だったわけよ。色んな人に意見を訊いたりして、それで(柊)瑠美ちゃんを思いついた。それで男をどうしようって。
その前から宮さんがチラチラ言ってたんですよ。「ナヨでいいんじゃないかな」って。と言いつつ宮さんも不安。で、俺は一人候補考えたの。その候補を腹におさめてた。というのは、その候補も声をかければ一晩でやってくれるって自信があったわけ。で、宮さんのところに行って「瑠美ちゃん、どうですかね?」って言ったら、宮さんが大喜び。「ところで、青年役どうしますか?こちらはまだ不安材料があるんですよ。この人が本当にいいかどうか」って。そうしたら、「ナヨでいこう」って。こういう経緯だったの。あの一晩を本当に大変だったの。
岸本:これ聞かなくてよかったですね。
鈴木:そんな言うわけないじゃん。言ったら上手くいくわけないもん。俺は普段布団入ったらすぐ寝る人が、ずっと考えてたからね。とにかく明日の朝までなのよ。時間ないわけじゃん?とにかくやんなきゃって。それでナヨの第一声。ちょっとやってみてよ。
岸本:おーーい。おーーい。
鈴木:聞いた瞬間、宮さんが俺の方を見てVサイン。「鈴木さん、いける」って。
(ポニョの収録の時の音源)
鈴木:ジブリの色んな作品の中でも、持ち物としてそれを持ってなかった、演じることは出来ないっていう役柄ってあるんですよね。
例えば、トトロのお父さん。あれ糸井さんにやってもらったっていうのは、宮さんの要求がすごい高かったんですよ。何かっていったら、「お父さんらしくないお父さん」なんですよね。宮さんの中でそのテーマって一貫してるんですけど、つまり生活感がないわけですよね。じゃあ誰にしようって。
ところが、役者さん選んでいくと、やっぱりみんなお父さんをやろうとするんですよ。上手かもしれない。しかし本当の現代にいるお父さんとは程遠くなる。それで色々やっているうちに糸井さんになるわけよ。実に脳天気なお父さんをやってくれるわけでしょ。常に宮さんってどこかで生活感のない人を選ぶ傾向はあるのよ。ここはこうやって演技しよう、とかナヨがそんなの考えたって。ね?
岸本:そんな余裕はないですからね。
鈴木:ある意味では考えちゃいけない。でもある意味では考えなきゃいけない。禅問答みたいですけどね。
岸本:でも緊張したけどなー。あれは。
鈴木:全然してなかったですね。人間ってそういうものなのよ。聞くとつまんなくなるの。考えるから。
岸本:なんか嫌な感じだなー(笑)